• ウィートリー・リバー(カナダ) AM6:17
  • 芝公園 PM6:19
  • ベルゲン(ノルウェー) PM11:58
  • マウント・ロブソン(カナダ)PM5:27
  • マドレーヌ島(カナダ) PM9:33
  • ディナン(ベルギー)
  • ボホール島(フィリピン) AM6:40
  • ペギーズ・コーブ(カナダ)
  • マホーン・ベイ(カナダ) AM4:58
  • 富士山 PM7:05
  • ル・ピュイ・アン・ヴレイ(フランス) PM8:15
  • ストックホルム(スウェーデン) PM5:58
  • 白川郷 PM6:01
  • ラヌア(フィンランド) AM10:15
  • バンクーバー(カナダ) AM7:09
  • グランド・ティトン(米国) AM6:45
  • グラン・プレ(カナダ) PM8:38
  • 芝公園(日本) PM5:58
  • モニュメント・バレー(米国) PM6:52
  • メルク(オーストリア) AM6:03

 「夕方、太陽が地平線から隠れると、その途端にがらりと世界が変わる。静かな、優しい時間が訪れるんです」。そんな、太陽が沈んだ直後と、昇る直前の、ほの明るい風景にほれこみ、カナダやヨーロッパなど世界各地をまわって撮影を続けてきた。今回紹介したのは、そうした朝や夕方の繊細な光をとらえた写真たち。写真集『MAGIC HOUR』と『BLUE MOMENT』に収録したものだ。

 1967年、長野県松本市生まれ。20歳のとき、勤めていた会社を辞め、カメラを片手にカナダへ旅に出た。中古車を買い、バンクーバーから東海岸まで北米大陸を横断した先で、プリンス・エドワード島の風景と出会った。「緑の丘が連なり、真っ青な海が広がる。こんな風景は見たことがない」と、何年にもわたってこの島に通う。やがてカナダやヨーロッパ各国の郊外をフィールドに「まったくの自然というより、人の暮らしの気配が感じられる風景」を撮影するようになった。

 5年ほど前から精力的に撮っているのが、日本の風景。「農村に行くと必ずと言っていいほど、軽トラックのある光景と出あう。それらを見たとき、あ、これは日本だと思った」。長く海外で撮影してきたからこそ、日本の風景の"個性"が見えてきた。軽トラックのある風景や、黄色がアクセントになった風景、セメント工場など、独自の視点で日本の風景を切り取っている。
2003年カナダメディア賞大賞受賞、2007年に写真協会賞新人賞受賞。

『ナショナル ジオグラフィック日本版』2011年4月号「写真は語る」に、写真を追加して掲載した。

ナショナル ジオグラフィック バックナンバー