写真で世界に挑む

ナショナル ジオグラフィック国際写真コンテスト2010 結果発表
ナショナル ジオグラフィック国際写真コンテスト2010の国内審査が2010年11月2日に行われました。応募作品は2013点。最優秀賞に選ばれた3点は日本代表として、米国ナショナル ジオグラフィック協会で開催される世界大会にエントリーされました。



審査員講評

   
●野町 和嘉(写真家)

Nature部門の優秀賞「呼吸するオスシャチ」はモノクロにしては成功していて、光とバックの処理が良い。Place部門の優秀賞「市場でのひととき」は、肉を欲しそうに見ているネコを明快にとらえている。全体的にデジタル処理の仕方は進歩していたが、「食らいついて、粘って」撮ったような写真がなく、特にPeople部門は、社会派的な問題意識のある、テーマ性の強い作品がなかったのが残念。

●石橋 睦美(写真家)

Nature部門の最優秀賞「マンタ乱舞」は、構図や光線、色などが完成されている作品だ。しかし応募作品を見渡してみると、撮影者の思い入れがあまり感じられず、訴えかけてくるものが少なかったように思う。写真を撮るときに大切なのは、思い入れだ。被写体、構図、プリント……それぞれに思い入れをもてるかどうかで、写真の訴える力は決まる。次回はそんな力強い作品を期待する。
 
●織作 峰子(写真家)

Place部門の最優秀賞「夕映」は、遠くから見ると電車がゴールドの線のように見えて、風景なのだがデザイン的センスを感じる。People部門の最優秀賞「仕事人」は、色とタコのラインが面白い。今回の応募作品を全体的に見ると、特にPeople部門は、旅先で簡単に撮ったようなものが多く、撮影者の思いを感じる作品が少なかったのが残念だ。ライフワーク的にじっくり撮った作品をもっと見たい。

●藤田 宏之(日本版編集長)

本年のコンテストにも力のある作品をたくさん応募していただき、たいへん感謝している。今回は、各分野で最優秀作品1点、優秀作品2点に加えて、準優秀作品5点を選出させていただいた。より多くの人に受賞のチャンスを広げるという考えからだ。写真コンテストを通じて、ドキュメンタリーフォトのおもしろさを、読者のみなさんとも共有し、改めて世の中に広げていきたいと切に願っている。

ナショナル ジオグラフィック国際写真コンテスト2010 賞金・賞品

最優秀賞 表彰盾、賞金20万円 
副賞:キヤノン EOS Kiss X4 レンズキット、ハンティング・ワールド チャリティーバッグ、

優秀賞 表彰盾、賞金5万円 

準優秀賞 表彰盾 


主催:日経ナショナル ジオグラフィック社
特別協力:ナショナル ジオグラフィック協会
特別協賛:キヤノンマーケティングジャパン株式会社
協賛:ハンティング ワールド ジャパン株式会社サンディスク株式会社
企画協力:カメラのキタムラNPO法人 フォトカルチャー倶楽部
  

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