写真で世界に挑む

ナショナル ジオグラフィック国際写真コンテスト2009 結果発表
ナショナル ジオグラフィック国際写真コンテスト2009の国内審査が昨年11月5日に行われました。応募作品3216点の中から、「人」「風景」「自然・動物」のテーマごとに最優秀賞、優秀賞、入選が決定。最優秀賞に選ばれた3作品は日本代表として、ナショナル ジオグラフィック協会で開催される世界大会にエントリーされました。



審査員講評

   
審査員●野町 和嘉(写真家)

自然・動物部門の最優秀賞「優しい、まなざし」は、マナティのもつ温和な雰囲気を演出できている。人部門の入選「流し目」はアングルやボケがうまく、芸者の本質も盛り込まれている。全体的な印象としては、やはり昨年同様、後処理で写真のイメージを壊してしまっている作品が目立った。データはいじれるが、撮った時の条件はそんなに変えられるものではないことを留意してほしい。

審査員●織作 峰子(写真家)

風景部門の「探検」は、上半分の朽ちていく船、下半分の泳ぐダイバーという、2つの層が1枚になっている面白さを感じた。自然・動物部門の「優しい、まなざし」は平和を感じるチャーミングな作品。“モデルの勝利”と言えるかもしれない。
今回の応募作品では、日本の文化を取り上げた写真が少なく残念だった。世界大会に日本的な題材の作品を出品できるように挑戦してもらいたい。
 
審査員●石橋 睦美(写真家)

人部門の最優秀賞「中毒者」は、やや型にはまりすぎたきらいがあるが、テーマがはっきりしていて、メッセージ性がある点を評価した。風景部門の「静の中の動」は、シャープネスが強すぎて、わらや泥の質感が失われているのが残念。今回は日本を題材にした入選作が少なかった。地方の個性が少なくなったのも一因かもしれないが、祭りや観光地ではなく、自分だけのテーマを見つけてほしい。

特別審査員●藤田 宏之(日本版編集長)

構図と光とタイミング。この3要素が絶妙にバランスした時に、いい作品が生まれるのがドキュメンタリー写真だろう。そうした観点でみると、今回の入選作は力作揃いだ。「いま何かが起きている」というシャッターチャンスを、9作品がそれぞれに捉えていて、見る者を驚かせ、感動を呼ぶ。元来、写真が持つ力とはいえ、それを上手に引き出している点で高く評価できると思う。

ナショナル ジオグラフィック国際写真コンテスト2009 賞金・賞品

最優秀賞 3点(各テーマ1点)
表彰盾、賞金20万円 
副賞=キヤノンEOS Kiss X3 レンズキット、ハンティング ワールド チャリティーバッグ

優秀賞 3点(各テーマ1点)
表彰盾、賞金5万円 
副賞=キヤノンPIXUS MP990

入選 3点(各テーマ1点)
表彰盾 
副賞=キヤノンSELPHY CP780


主催:日経ナショナル ジオグラフィック社
特別協力:ナショナル ジオグラフィック協会
特別協賛:キヤノンマーケティングジャパン株式会社
協賛:ハンティング ワールド ジャパン株式会社
企画協力:カメラのキタムラNPO法人 フォトカルチャー倶楽部

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