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トップ > ムービー > 聖書の謎を追え > 第1話「ノアの箱舟」の真実

「ノアの箱舟」と洪水伝説


 世界が大洪水に覆われ、箱舟に乗ったノア一族と雌雄一対ずつの生物以外はすべて滅んでしまう--「ノアの箱舟」は、旧約聖書の「創世記」第六~九章に書かれているエピソードです。

 聖書によると、ノアは人類の祖であるアダムから数えて十代目に当たります。その頃になると地上は人間であふれ、悪事をはたらくものが増えました。創造主である神はそれを見て人を造ったことを後悔し、ほかの生き物も含めて地上から生きとし生けるもの滅ぼすことにします。ただ唯一正しい行いをしていたノアとその家族だけは助けることにして、ノアに洪水を起こすことを伝えます。さらに箱舟を造って、鳥や家畜、その他の生き物を雌雄一対ずつ一緒に乗せ、難を逃れるように指示しました。

 大雨は40日間続き、地上はすべて水に覆われて、箱舟に乗ったもの以外の生きとし生けるものはすべて滅びました。水が引き始めたのは150日後のこと。箱舟はようやくアララト山の上にとまりましたが、地上が乾いて箱舟から出てもよいのかどうかがわかりません。そこでノアは地上が乾いたかどうか確かめるために、ハトを放しました。最初は止まるところがなくてすぐに戻ってきてしまいましたが、7日後に離したハトはオリーブの葉をくわえてきました。地上から水がかなり引いたのです。さらに7日後に離したハトはもう戻ってきませんでした。そこでようやくノアは家族や生物たちとともに箱舟から外に出て、救ってくれた神のために祭壇を築き、生け贄を捧げました。それを見た神は、もう二度とすべての生き物を滅ぼすようなことをしないと、ノアと約束しました。

聖書以外にも見られる洪水伝説  

 洪水とノアの箱舟のエピソードは聖書の物語として有名ですが、大昔に神が洪水を起こして生き物を滅ぼしたという物語は、聖書以外にも見られます。例えば、古代メソポタミアの叙事詩「ギルガメシュ叙事詩」には、主人公ギルガメシュが出会ったウトナピシュティムという人物は、神から大洪水を起こすという警告を受け、箱舟を造って逃れ、神から永遠の命を与えられたというエピソードがあります。また、ギリシア神話や古代インドの神話など、古い文明がもつ神話や伝承に洪水のエピソードが語られています。

 これらの伝説が語るような大規模な洪水は、大昔に実際に起こったのでしょうか。それとも単なる物語に過ぎないのでしょうか。現在でもその謎を解くために、多くの科学者が研究を続けているのです。

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