NATIONAL GEOGRAPHIC






第9号
[5月26日]
ジェームズ・L・
スタンフィールド

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サム・エイベル
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クリス・ジョンズ
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[4月28日]
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マイケル・ニコルズ
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第1号
[3月24日]
ジョディ・コッブ
創刊前号
[3月17日]
ジョエル・サートレイ







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 日系3世の写真家マイケル・ヤマシタ(左)は、撮影前の下準備を欠かさない。「幸運に恵まれるかどうかは、自分の努力次第だからね。しかるべき被写体を、しかるべきタイミングで、しかるべき場所と光の状態で撮るには、事前の調査が肝心だ」

 「何かが起こる瞬間に、そこにいることが大切なんだ。普段からあらゆる可能性を想定してものを見ておいて、いざという時に思い出すといい。もちろん、いつもうまくいくとは限らないから、その点では運頼みだね。条件がうまく整い、撮影にじっくり取り組むことができれば、大傑作だって撮れるかもしれない」とヤマシタは言う。

 ヤマシタは写真のワークショップで講師を務めてみて、大半の受講者が一つの被写体に対して1、2回しかシャッターを切らないことに気づいた。「もちろん、撮影開始から数分で最高の1枚が撮れることもある。それでも受講者には、視覚的思考のプロセスを教えてみたいんだ」。この概念を説明するためヤマシタは、たとえば朝の仕事中の農夫といった、一つの被写体を36コマ撮ってみせるという。受講者たちが見守る中、次々と位置を変え、働く農夫を撮り続ける。そして翌日には、すべてのスライドを撮影順に上映する。

 「最初の数ショットで光や背景、被写体やその動きを見てポジションを決める。後はシャッターを重ねて、自分が思い描くイメージに近づけていくんだ。撮りたい要素をすべて構図に組み込もうと、試行錯誤を繰り返す」と彼は説明した。ワークショップ初日の終わりに行う作品の講評では、良好なスタートを切った受講者にも、さらに深く掘り下げるようにと努力を促す。




日本の野球場でこの写真を撮るため、マイケル・ヤマシタは16mmの対角線魚眼レンズ(画面の対角線について180度の画角をもつ)を使った。線のゆがみが多少は生じるが、球場がもつ丸みを強調するにはこのレンズが向いていると判断したためだ。ヤマシタは応援団のこの男性をしばらく撮っていたが、見る人に訴えかける最高の瞬間をとらえたのは、この構図で撮ったこの1枚だとヤマシタは確信している。


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