NATIONAL GEOGRAPHIC

NATIONAL GEOGRAPHIC Web Special プロの撮り方




第9号
[5月26日]
ジェームズ・L・
スタンフィールド

第8号
[5月19日]
サム・エイベル
第7号
[5月12日]
クリス・ジョンズ
第6号
[4月28日]
マイケル・ヤマシタ
第5号
[4月21日]
マイケル・ニコルズ
第4号
[4月14日]
デビッド・デュビレ
第3号
[4月7日]
ウィリアム・アルバート・アラード
第2号
[3月31日]
デビッド・アラン・ハーベイ
第1号
[3月24日]
ジョディ・コッブ
創刊前号
[3月17日]
ジョエル・サートレイ


大自然の声に耳を傾けよう

ジョエル・サートレイ




ナショナル ジオグラフィック誌の写真家、ジョエル・サートレイ


 
 ジョエル・サートレイは、南米ボリビアのマディディ国立公園やチリのアタカマ砂漠などの写真で、ナショナル ジオグラフィックの誌面を何度も飾った写真家。米国・カナダのロッキー山脈の東に位置するグートプレーンズ(大草原地帯)で育ち、今もグレートプレーンズの一部、ネブラスカ州に住んでいる彼は、撮影スタイルをこの地で身につけた。

 「ここには、わくわくするようなものがたくさんあるわけではない」とサートレイはいう。「でも、すべてのものに感謝する心を教えてくれた場所。実りの秋、くすんだ地平線に沈みゆく夕陽の色とかね」

 サートレイは撮影に出向く際、目的地の動物相、地勢、気候を出発前にしっかり調査することを重視している。「その地域の環境が頭に入っていれば、いい写真を撮る大きな助けになる」



グレートプレーンズを流れるプラット川の上空を埋め尽くすように飛ぶカナダヅル


 撮影場所に到着すると、まずは周辺を偵察し、野生生物の様子を観察するのに1~2日を費やす。「カメラを構えると、見えなくなるものがあったりする。たいていの動物は毎日同じように行動する。例えば、毎晩同じ場所を通ったり、鳥だったら毎朝同じ木の枝にやってきて鳴いたりする。だから、まずはじっくりと観察することだ」

 息をのむような野生生物や景観の写真を撮りたければ、理想的な光を得やすい夜明けと夕暮れには撮影場所でスタンバイすることだと、サートレイはアドバイスする。

 「そこそこの写真になるか、卓越した写真になるかは、どれだけの時間を費やしたかで決まってくることが多い。十分に下調べをして、得た知識のすべてを駆使して撮影に臨むことが大切だ」




アラスカのブルックス・フォールズで、昼食が飛び込んでくるのを大きく口を開けて待つクマ

 
  サートレイのアドバイス

いざ撮影という時にあわてないために、前もって撮影機材の機能や使い方をしっかりと頭に叩き込んでおく。
野生生物の邪魔をしたり、手を出したりしてはいけない。法律で禁止されていることも多いし、だいいち動物が逃げていくところなど、写真に撮っても仕方がない。
撮影現場に向かう前に、機材がきちんと作動するか、故障はないか確認しておく。ジャングルのど真ん中でカメラの修理を頼むのは、まず不可能だ。
身近な場所にも目を向けてみる。動物を撮影するなら動物園はおあつらえ向きだし、自宅の庭だっていい。どこでだっていい写真は撮れる。



サートレイが撮影したナショナル ジオグラフィックの特集

2005年8月号
ブラジルの大湿原に生きる
  2005年7月号
米国西部の天然ガス開発ブーム

  2003年8月号
南米チリのアタカマ砂漠


2003年7月号
英国三山を24時間で走破
  2003年2月号
カナダ・バンクーバー島








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