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長さが1.5メートルほどある、バシロサウルスの頭蓋の模型を作るための鋳型。ミシガン大学の古生物学博物館の復元主任、ウィリアム・サンダース率いるチームが使ったものだ。型取りをするには、実際の化石に柔軟性の高いポリウレタンを幾層も重ねてから、グラスファイバーの外殻で成形する。「完成した鋳造物を鋳型から取り出して組み立てる作業は、6人がかりです。各人がそれぞれの部分を持ち、タイミングを合わせて組み立てなくてはならないんですよ」とサンダースは話す。
Photograph by Richard Barnes