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知られざる
米大統領の日常

JANUARY 2009

文=エリザベス・バミラー 写真=クリストファー・モリス

2009年1月20日、バラク・オバマ氏の大統領就任とともに、ジョージ・W・ブッシュ氏は8年間住み慣れたホワイトハウスを去る。知られざる米国の大統領の日常を垣間見た。

 米国で新しい大統領が誕生するたび、歴史は大きく舵を切る。

 2009年1月20日、米国が建国されて以来受け継がれてきた行事がまた繰り返される。新しく選ばれた大統領の下、閣僚の顔ぶれは一新し、連邦議会の議員も入れ替わる。新しい外交政策が打ち出され、ホワイトハウスで大統領一家が住む東棟が模様替えされる。大統領の親類縁者がわがもの顔で登場したり、最高権力者の友人となる「ファースト・フレンズ」たちが訪れたりもする。

 だが、それ以外の、大統領の私生活を司る部分はまるで変わらない。ホワイトハウスで家事を担当する常勤スタッフは、いつもと同じように大統領のベッドを整え、厨房スタッフもこれまで通り料理の支度をする。各種記者会見やセレモニーなどが行われるローズ・ガーデンと呼ぶ庭園では、庭師が毎年秋にチューリップの球根を植え、春には見事な花を咲かせる。

 大統領の身の回りと食事の世話には数百人のスタッフがあたる。だが、米国で最もよく知られた住所である、ワシントンD.C.のペンシルベニア通り1600番地に立つホワイトハウスの内側で、日々どんなことが行われているかを理解している外部の人はほとんどいない。

 「ファーストファミリー」と呼ばれる米大統領の家族がホワイトハウスに住むのは任期中だけ -「大統領選に合わせて4年契約か8年契約でここに住むようなものです」と、ホワイトハウスで主任責任者を務めたゲイリー・ウォルターズは言う。米大統領は世界で最も強力な権力をもつ最高責任者だが、それを取り巻くスタッフや習慣、システムは、長い間ずっと変わらないこともしばしばだ。

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