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豆知識

ムンバイの名前の変遷

 2世紀にギリシャの天文・地理学者プトレマイオスは、現在のムンバイを「ヘプタネシア(“七つの島”の意)」と名づけた。当時、アラビア海に浮かぶ七つの島だったこの場所にぴったりの名前だった。それから数百年ののち、地元の漁民たちが自分たちの村を「ムンバ」と呼ぶようになった。これは、彼らの守護の女神の名前に由来している。

 1543年にここにやって来たポルトガルの探検家たちは、自分たちの入植地を“良い港”、「ボン・バイア」と名づけた。1661年、ポルトガルの王女キャサリン・オブ・ブラガンザがイングランド王チャールズ二世と結婚した際、この植民地は婚礼の祝いにイングランドに贈られた。その後、ボン・バイアは長年にわたり英国の支配下に置かれ、名前も英国式に「ボンベイ」に変わった。何百年もの間、この「ボンベイ」が公式名として使われ、1947年のインド独立後もそのまま使われ続けていた。

 現在は、1995年のマハーラーシュトラ州の選挙で勝利を収めたヒンズー教至上主義派が決めた「ムンバイ」が公式名になっている。守護の女神ムンバの名前に立ち戻ったわけだが、国際色豊かなこの都市の住民の間では賛否両論あるようだ。

 それでは、ダラヴィの人々は自分たちの暮らすこの都市を、何と読んでいるのだろう。ここには、ささまざまな祖先をもつ人々が居住していて、それぞれの習慣や家系によって呼び方が違う。多くの住人は「ムンバイ」という名を使っているが、「ボンベイ」、また時には二つの名称を混ぜた「ボンバイ」という名前を耳にすることも多い。

 都市部に居住する人々は、やがてムンバイと呼ぶことに慣れていくだろう。遠い昔の探検家たちが、この地をヘプタネシアと呼び始めた時のように。


文=バーバラ・L・ワイコフ


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