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特集
取材現場から
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国境の町ラレドのページェント
記事の筆者と写真家が、取材現場から報告する「最高の経験」、「最悪の体験」、そして「最も風変わりな思い出」。

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本誌に載らなかったオンラインだけの写真。撮影条件も紹介します。



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文=ミミ・シュワルツ 写真=ペニー・デ・ロス・サントス

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川を隔ててメキシコと隣り合う米国テキサス州のラレド。この町では、上流階級の娘たちが昔風の豪華なドレスをまとい、社交界にデビューする。

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 米国テキサス州とメキシコとの国境地帯には、よそ者にとっては理解し難いことが多い。テキサス州ラレド市で毎年開催される壮麗な仮装劇、ページェントもその一つだ。これは、米国初代大統領ジョージ・ワシントンの誕生日を祝う、1カ月にわたる恒例行事の一環で、同市のマーサ・ワシントン協会が主催している。

 2月のある金曜日の晩、ラレド市民会館のステージにワシントン一家の応接室が再現された。きらめくクリスタルの燭台や、時代がかった淡い緑色の壁までが当時のまま。この日、ラレド生まれの17人の若い娘たちが、華やかな社交界にデビューする。大げさなドレスに身を包み、高いヒールの靴を履いているので、その足取りはおぼつかない。彼女たちが登場すると、大統領夫人だったマーサ・ワシントンの飾らない美徳を褒めたたえる言葉が厳かに語られる。

 とはいえ、国境の町ラレドでは、初代ファーストレディへの賛辞も二カ国語、つまり英語とスペイン語で捧げられる。マーサは自分のことより、国家と夫を優先させた「ラ・プリメーラ・ダマ・デ・ヌエストラ・ナシオン(わが国のファーストレディ)」だったということになる。そしてここは国境の町だから、この祝祭にも独特な雰囲気がある。メキシコとテキサス両方の上流社会の豊かさが出会うと、謙虚さを美徳とする植民地時代の場面も限りなく華やかになるのだ。

 フリルやレース、それにビーズをちりばめた、つややかなサテンやベルベットのドレスに身を包んで娘たちが登場すると、観客はため息をもらす。ステージでは、「大統領退任の夜」という設定でワシントン夫妻の生活を再現する劇が上演され、ジョージ役とマーサ役を町の名士が演じ、娘たちや彼女たちをエスコートする青年たちにも役が割り当てられている。

 社交界にデビューするのはラレドの名家出身で、かつてマーサ役を演じて社交界にデビューした母親か祖母、または大叔母がいるか、あるいはジョージ・ワシントン役を演じた父親か祖父、または大叔父がいる女性たちだ。

 エスコート役の青年たちも、同じく由緒ある家柄の子息だ。カップルのいずれかは、かつて「抱擁の子供」として、国境にかかる橋の上で、メキシコ側の町ヌエボ・ラレドからやって来た少年少女と抱擁する行事に参加したことがある。この抱擁は両市の深い結びつきを象徴していて、多くの市民が押し寄せて喝采を送る。国境を挟んだ二つのラレドは、「一つの心臓で」鼓動を刻んでいるという言葉をよく耳にした。

 だが近年、この国境地帯にも変化が訪れている。メキシコ側で多発する麻薬がらみの暴力事件や、越境してくる不法移民への取り締まりが強化されているため、スペイン人が入植した300年前から続いてきた暮らしが脅かされているのである。

詳しくは本誌をお読み下さい。


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特集関連の豆知識

 長く寒い冬に、体を温めたい、刺激が欲しい、または寒さから逃れたいという人には、ラレドで開かれるハラペーニョ・フェスティバルがぴったりかもしれない。毎年、「大統領の日」の週末に行われるこのフェスティバルは、米国の初代大統領ジョージ・ワシントンの誕生日を祝って1カ月間にわたり繰り広げられる、たくさんの恒例行事のひとつ。今年で28回目を迎えるが、ハラペーニョ料理コンテストに始まって、目隠しハラペーニョ投げ、目隠しハラペーニョ競走、ハラペーニョ飛ばしコンテストなど、この青唐辛子にまつわる催しが目白押しだ。中でも悪名高いハラペーニョ大食いコンテストは、誰でも参加可能で、ハラペーニョ以外は一切飲み食いせずに、15分間でどれだけ多くのハラペーニョを食べられたかを競う。これまでの最高は131個で、1991年以来、この記録は破られていない。米国の食の祭典トップ10に入るこのフェスティバルには、毎年数万人の観光客が訪れ、二日目の夜は対岸に位置するメキシコのヌエボ・ラレドでも行われるようになっている。

――アグニエシュカ・シェミギノウスカ

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関連リンク

ワシントン誕生祝賀祭協会:1898年以来、ジョージ・ワシントンの誕生日に祝賀祭を開催しているラレド。今では1カ月間にわたり、パーティやフェスティバルなどのイベントが繰り広げられる。この公式サイトで来年のスケジュールや、今年のイベントの写真などをのぞいてみよう。
http://www.wbcalaredo.org/

ラレド市:このサイトでは、ラレドの歴史や、住民だけでなく観光客へのサービス内容を紹介。地元メディアにもリンクしているので、ラレドのバード・ウォッチング情報まで入手できる。
http://www.cityoflaredo.com/

写真家ペニー・デ・ロス・サントスのインタビュー:作品集やプロフィールも掲載されている。
http://www.nationalgeographic.com/photography/santos/questions.html



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