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文=富田京一(サイエンスライター)

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多様な恐竜の化石が発掘されているゴビ砂漠は、恐竜が生きた時代には水と緑が豊かな大地だった。最新の研究をもとに、太古のゴビを再現する。

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 乾ききった土の中から姿を現した化石を指さしながら、中国・内モンゴル竜昊地質古生物研究所で所長を務める譚琳さんが突然、大きな驚きの声を上げた。「この化石は、いったい何だ?」。いつもは穏やかな譚さんの顔が、いつになく厳しくなっている。脛の骨と思われるその化石は1メートル近くもあり、大きさから考えれば、明らかに恐竜のものだった。  2005年夏、譚さんが率いる研究チームと一緒に、私はゴビ砂漠の一角にある発掘現場を訪れた。そこは、モンゴルとの国境近くにある内モンゴル自治区の町エレンホトから車で北西へ2時間あまり行ったところにある。周囲を見回してみても、岩石と砂だらけの乾燥した大地が果てしなく広がり、その所々に低木が生えているだけだ。
 内モンゴル自治区で40年間にわたって恐竜の発掘をしてきた譚さんは、この化石を最初に見たとき、竜脚類と呼ばれる、首が長い大型の植物食恐竜の一部だと考えていた。しかし、発掘作業が進み、化石の細部が明らかになるにつれ、彼は見方を変えた。  「これは、大型獣脚類の可能性が高い」  竜脚類は大きな体を支えるため、太い柱のようにまっすぐな後肢をしているが、見つかった脛の骨は細長く、膝を屈伸するのに適した形をしている。そこで譚さんは、その骨が、2足歩行をし、肉食を主とした獣脚類と呼ばれる恐竜のものだろうと考えるようになったのだ。  ゴビ砂漠は恐竜化石の宝庫だ。ここでは、不用意に踏みつけた地面の小石が実は、恐竜の骨の一部ということがよくある。そして、その小石の周りの砂を少し払うと、下から巨大な上腕骨が見つかったことさえあった。日本なら大発見として紹介されるような化石が、ここゴビでは次々と見つかっている。内モンゴルでの恐竜発掘の重要性について、譚さんは次のように教えてくれた。  「中国国内で見つかる恐竜化石の多くが、2億年から1億5000万年ほど前のジュラ紀のもの。しかし、この内モンゴルからは、ジュラ紀より新しい白亜紀の恐竜が大量に出ます。まだまだ新しい恐竜が発見されるでしょう」

詳しくは本誌をお読みください。

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