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特集
取材現場から
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世界から忘れ去られた被災者たち
記事の筆者と写真家が、取材現場から報告する「最高の経験」、「最悪の体験」、そして「最も風変わりな思い出」。



本誌に載らなかったオンラインだけの写真。撮影条件も紹介します。


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文=エドワード・ジラルデ 写真=ジョン・スタンマイヤー

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もっと知りたいなら…

今回の特集に関してもっと知りたい方に、参考となる情報を提供します。





特集関連の豆知識

財政支援

 大災害直後の混乱、悲劇、精神的なダメージが続く時期には、多くの政府や人々が被災者たちを救おうと行動を起こす。支援活動は2種類に分かれる。人道支援と復興支援だ。人道支援とはいわゆる救援活動のことで、被災者がすぐに必要としている救助や食料、衣服、水、医薬品、一時的な避難所などを供給する活動だ。復興支援とは、長期的な計画や復旧のために使われる資金や設備、つまり道路、橋、鉄道の修復や定住できる家などを提供することだ。救援活動の資金は届くのが早いが、復興のための資金は遅れることが多いうえ、まったく支払われないことさえある。
 各国政府からの災害支援金は、特定の手続きを踏んで支払われる。まず政府は、広報担当者を通じて支援を表明する。これは一般的な、法的拘束力を持たない支援の約束で、救援活動、復興支援の両方が含まれる。つまりは支援の意向表明だ。
 次が確約の段階で、政府は実際の支援額を明記した法的拘束力のある契約書に署名する。そしてようやく、政府は支援金を被災地に届ける。それには、国連へ支払う、現地で活動するNGOに支払う、もしくは被災した国の政府に直接支払うという3つの方法がある。2004年の津波のような大災害の際には、世界銀行が多くの国々からの支援金を収集する役割を果たす。
 こうした手続きはどれも時間がかかる。だからこそ国連世界食糧計画などの機関は、世界のどこで災害が起きても、数時間以内に供与することができる現金や物資を保有している。後日届く支援金は、こうした緊急用の蓄えを補充するために使われるのだ。

防災支援

 特定の危機を事前に防ぐためにお金を使ったり、借り入れることができれば、災害後に必要となる支援を軽減できる。大災害が起こる前に手を打っておけば、被害も、かかるお金も少なくてすむ。しかし、災害時の損害を想定したり予測しようとする試みは驚くほど複雑で、なかなか正確にはできない作業だ。それでもこうした試みは、進歩を続ける科学的、数学的モデリングを導入して続けられてきた。
 トルコでは、イスタンブールで30年以内に大地震が起こる可能性があると予測されている。その結果、地震保険が売り出され、現在、固定資産を所有する人には保険への加入が義務づけられている。地震保険の補償は非常に高額になるため、世界銀行が資金援助に乗り出している。保険の仕組みはこうだ。地震が起きると、再建費用として使われるための巨額の保険金がプールされる。このため、トルコ政府や国外の救援金提供者に負担をかけずにすむのだ。
 1984年にひどい干ばつのため100万人近くが餓死したエチオピアでは、現在、農民が参加できる独創的な仕組みができていて、将来の天候に応じて資金が提供される。降水量が規定より少ない場合は、基金から現金が支払われる。このお金を使えば、農民たちが生き延びるために財産や家畜を売り払う必要に迫られるという事態を減らすことができる。つまりは飢饉保険だ。こちらもトルコの場合と同様、巨額のお金ががかかるため、国連世界食糧計画からの支援を受けている。
 ここに挙げたふたつの例は完璧な対策ではないし、費用もかかる。しかしこれらは、災害後に起こる支援の大規模な流入を防ぐために、災害前に資金を利用する方法を示す好例だ。将来、予知技術が進歩したあかつきには、こうした新しい融資法はより安価で、より多くの受益者に行き渡るものになるはずだ。そうすれば高価で無駄が多く、満足のいく結果が出ないことの多い災害前人道支援は姿を消していくことだろう。



――デビッド・A・オコナー

BOOK






関連リンク

世界災害報告 2004:国際赤十字連盟と赤新月社がまとめた、災害と救援活動についての年間報告。
http://www.ifrc.org/publicat/wdr2004

欧州委員会人道支援事務局:インド洋津波での救援活動を通じ、国連とEUが学んだ教訓とは何かを読んでみよう。
http://europa.eu.int/comm/echo/whatsnew/tsunami_lessons_en.htm

慈善活動センター:米国から送られた津波被害への救援金が、どう使われたかについての追跡報告が読める。
http://philanthropy.iupui.edu/tsunami_relief_giving_1-18-05.html

国際連合:インド洋津波後、強化されている緊急援助、復興、再建、復旧、防災に関する国連事務総長報告。
http://www.un.org/docs/ecosoc/documents/2005/reports/ECOSOC%20tsunami%20report.pdf

米国国務省ウェブサイト:人権議員連盟による、ウガンダ北部の和平に関する報告。
http://usinfo.state.gov/af/Archive/2005/Apr/22-500616.html

国連世界食糧計画:国連が世界で行っている食糧支援計画について知ろう。
http://www.wfp.org

アフガニスタンNGO安全局(ANSO)とCARE(アメリカ援助物資発送協会):アフガニスタンの援助活動家が晒されている危険について読んでみよう。
http://effectivepeacekeeping.org/docs/ngo/ANSO-CARE-8May.pdf

国際開発庁:国際的な援助活動を取り仕切る米国の機関。
http://www.usaid.gov

国連の救援情報サイト「リリーフウェブ」:世界中で行われている人道支援についての最新情報。
http://reliefweb.int/rw/dbc.nsf/doc100?OpenForm

国連の支援金追跡事業:人道支援を追跡調査する国連機関。さまざまな災害のために表明および拠出された支援金の額を見てみよう。
http://ocha.unog.ch/fts/index.aspx



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