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取材ノート
幻のヤマネコ、オセロット

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写真家の取材ノートから
クリスチャン・ツィーグラー

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「取材現場から」は、筆者と写真家へのインタビューを編集したものです。
本誌の記事と一部が違うことがあります。

写真=Christian Ziegler

取材現場から 取材現場から PHOTO
幻のヤマネコ、オセロット

写真家の取材ノート
クリスチャン・ツィーグラー
Best 最高の経験

 2カ月にわたって、バロ・コロラド島で最大とされる雄のオセロットを追い続けた。なかなかその姿を見ることができず、本当にいるのかと、気持ちが揺らぎ始めた頃のある晩のこと。ついに、研究者が「ボビー」と名づけた体重約19キロのオセロットが目の前に現れた。エサを食べ終えたばかりで、地面でくつろいでいる。私は6メートルほどの所まで近づいた。ボビーはこちらをじっと見上げ、私がいくつかの構図で写真を撮り終えると、ゆっくりと立ち上がって歩き去った。緊張感に満ちた、だが美しい時間だった。


Worst 最悪の体験

 密林を歩いている最中、甲高い鳴き声が聞こえてきた。声のする方に行ってみると、ふわふわした毛のオセロットの子どもが、地面の穴に落ちて動けなくなっている。生後せいぜい3週間ほど。身も世もないように鳴き続けている。島では食糧が不足しているので、母親に見捨てられたのだろう。けれども私には助けることができなかった。野生動物に干渉してはならないという決まりがあるからだ。母親が戻ってきてくれないものかと願いながら、半日ごとに様子を見に行ったが、2日後に子どもは餓死してしまった。


Quirkiest 最も奇妙な思い出

 取材の間、撮影装置の前には、ちょくちょく“お客さん”が訪れた。なかには4日続けて毎朝、カメラの前に現れてはダンスを踊り、羽を立てていった鳥もいる。レンズに映った自分の姿を別の仲間と勘違いして反応していたと思われる。タカの仲間でも似たような現象が見られるからだ。この鳥があまり頻繁にカメラの赤外線センサーを横切るので、一日に150回も自動シャッターが作動してしまった日もあった。









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