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特集
取材現場から
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気象予測―大気のドラマを読み解く
記事の筆者と写真家が、取材現場から報告する「最高の経験」、「最悪の体験」、そして「最も風変わりな思い出」。



本誌に載らなかったオンラインだけの写真。撮影条件も紹介します。


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文=ティム・ブルックス 写真=ジェイ・ディックマン

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衛星画像などの技術により、太陽熱と大気が繰り広げるカオスの世界、気象を予測する技術の精度は、徐々に高まっている。

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 観測機器の精度やコンピューターの処理能力が向上したおかげで、天気予報の精度はかなり高くなった。現在の米国の技術では、5日先の最高気温が3℃以内の誤差で予測できる。

詳しくは本誌をお読みください。

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もっと知りたいなら…

今回の特集に関してもっと知りたい方に、参考となる情報を提供します。





特集関連の豆知識

 衛星やレーダーが発達した今日、気球を飛ばして気象を予測するのは、まるで指をなめたり、草を投げて風向きを確かめるような、原始的なやり方のように思えるかもしれない。
 だが実は、観測気球は現在の気象予報に必要な、衛星やレーダーでは捉えられない大気圏の情報を収集するうえで重要な役割を担っている。気球で観測するのは、高層大気の気温や気圧、相対湿度、風速と風向(GPS追跡により測定)など、海上の気象を左右する要素だ。
 米国各地では、米海洋大気庁(NOAA)の気象局(NWS)が気象観測用気球を1日に2回、東部標準時の午前7時と午後7時に飛ばしている。その総数は1日で約200個。他の国々も独自に気球を飛ばしているので、世界中で1日約2000個の気球が空に舞い上がっている。こうして収集された情報は、気象局同士で共有される。
 18世紀後半、フランスで史上初の気球の有人飛行が成功すると、気球は温度計をはじめとする観測機器を載せて飛ぶようになった。19世紀には、高度9600メートルもの高さまで上昇し、凍傷や酸欠に苦しみながら気象観測をしたパイロットもいた。
 20世紀に入ると、ようやく自動気象観測装置が開発されて無人気球に搭載されるようになった。しかし、気球はかなり高くまで上昇し、そこで風速90メートルもの風に運ばれて、離陸地からはるか遠くに墜落し、衝撃で機器が壊れて多くの観測データが失われた。
 だが1930年代、無線通信の発達により、収集された気象データは観測装置に搭載された無線機で、随時地上へ送られるようになった。この装置はラジオゾンデと呼ばれ、現在でも世界中の高層大気観測機関が利用している。
 一般的な気象観測用気球は直径2メートルほどの大きさで、ヘリウムか水素が充填されている。これに500グラムの観測装置と送信機をつけて飛ばす。滞空時間はおよそ2時間、高度35キロまで達する。その高度では気温がマイナス90℃まで下がる。気圧が低いため、気球は直径6メートルにまで膨れあがり、だいたいは破裂して落下する。しかし、500グラムのラジオゾンデが地面に激突することはない。小さなパラシュートが、安全に地上まで送り届けてくれるからだ。回収された装置は再整備されたのち、再利用が可能だ。だが、GPS追跡システムを取り付けた現在でも、米気象局のラジオゾンデ回収率は約20%程度にすぎない。
 気球の飛行中、ラジオゾンデは気象局に絶え間なくデータを送り続ける。1つの気球が1000~1500件の観測データを送る。合計すると、気象局は毎日20万から30万件のデータを得ている。この貴重なデータから、最新の大気の状態を知ることができる。気象予報士は、今現在の気象状況を完全に把握してはじめて、次の状況を予測できるのである。

――デイヴィッド・A・オコナー

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関連リンク

米国海洋大気庁気象局:米国の気象予測機関のホームページ。局地予報、気象警報・注意報のほか、天気に関する情報がふんだんに掲載されている。
http://www.nws.noaa.gov./

米国環境予測センター:米気象局(NWS)の管轄する機関で、米国国内の気象の数値予報をおこなう。
http://www.ncep.noaa.gov/

米国各地の天気:ログ・インして市町村名を入力すると、米国国内の局地予報を見ることができる。
http://www.weather.com/

欧州中期気象予報センター:2~1週間以上先の数値予報に関しては世界屈指の機関。
http://www.ecmwf.int/

米国大気研究センター(NCAR):このサイトで最新の気象観測と予報技術を学ぼう。
http://www.ucar.edu/

ディープ・サンダー:米IBM社の数値予報モデル「ディープ・サンダー」(本誌の特集記事で紹介)なら、高精度の24時間の局地予報が可能。
http://www.research.ibm.com/weather/DT.html





日本版の過去記事

2004年9月号「大特集 地球温暖化 総論 温暖化 地球のシグナル」

2004年9月号「大特集 地球温暖化 第1部 地球上の氷が解ける」

2004年9月号「大特集 地球温暖化 第2部 追い詰められる生物」

2004年9月号「大特集 地球温暖化 第3部 未来を予測する」

2004年7月号「太陽 その活動メカニズムを明らかにする」

2004年4月号「トルネード 命がけで追跡する」


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