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取材ノート
竜巻―ついにとらえた渦巻く内部

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写真家の取材ノート
ティム・サマラス

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「取材現場から」は、筆者と写真家へのインタビューを編集したものです。
本誌の記事と一部が違うことがあります。

写真提供=Robert Clark

取材現場から 取材現場から PHOTO
竜巻―ついにとらえた渦巻く内部

写真家の取材ノート
ティム・サマラス
Best 最高の経験

 私たちは、6月11日に竜巻が起こると予測し、それが的中した。竜巻が発生した時、私たちはすでに配置についていた。竜巻が近づいてくるのをじっと待ち、タイミングを見計らって竜巻の進路に観測装置を置き、その場を離れた。その日はとても幸運な日だった。時間、場所ともにドンピシャリだったのだ。私たちのタイミングは完璧だった。


Worst 最悪の体験

 6月11日は、その竜巻を撮影した後、さらに6つの竜巻をとらえた。最後の竜巻はちょうど日没時、米国アイオワ州のエームズのすぐ北の地点だったので、その日の宿はデモインで探すことにした。デモインに着いたのは午後11時半頃。ホテルに空室はなかった。町で大きな集まりがあったため、どこも予約でいっぱいだったのだ。
 午前1時半頃、デモインから南へ約60キロの場所でようやく宿が見つかった。唯一空いていたのは、2階にある3人用の部屋。私たち3人は疲れた体で、全部で何百キロにもなる観測装置とその他の機材を、階段で2階まで運び上げた。その日の朝は最初の竜巻に備えて6時起きだったので、心底疲れ果てていた。しかし荷物をすべて部屋に収めると、3人とも、どうしても観測装置が撮影したビデオを見たくなった。結局その夜のうちにビデオを見た私たちが眠りについたのは、午前3時近くだった。


Quirkiest 最も奇妙な思い出

 5月12日の夜10時近くのことだった。米国カンザス州の中南部に新しい竜巻警報が発令されたと聞いた私は、パートナーであるカール・ヤングと行ってみることにした。
 私たちは北側から嵐に向かっていった。風が吹きつけ、雨も降っている。竜巻を確認すべく、南北に走る道路に車を止めて見張っていると、警報どおり、竜巻が発生した。しかしそれは、西の方からまっすぐ私たちの方へ向かってくる。なんとか観測装置を竜巻の進路に置けないかと考えたが、竜巻が確認できるのは、30秒から1分半に一度、稲光があたりを照らす瞬間だけだ。稲光が空を照らす毎に、竜巻がぐんぐん近づいてきているように見えた。風速が毎秒40メートル近くまで強まり、とても車から出ることはできない。ドアを開けたら、そのドアが風に吹き飛ばされそうだったからだ。そのまましばらく様子を見ていたが、竜巻がさらに近づいてきたので、私はヤングに観測装置の設置はあきらめようと告げた。竜巻の進路から逃れるべく車を出発させたおよそ60秒後、竜巻は、ついさっきまで私たちが車をとめていた場所を駆け抜けていった。









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