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特集
取材現場から
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シャチ 海の覇者の真実
記事の筆者と写真家が、取材現場から報告する「最高の経験」、「最悪の体験」、そして「最も風変わりな思い出」。



本誌に載らなかったオンラインだけの写真。撮影条件も紹介します。


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文=ダグラス・H・チャドウィック 写真=フリップ・ニクリン

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シャチはただの海の殺し屋ではない。シャチの仲間にも多様なグループが存在し、複雑な生態をもつことが分かってきた。

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 シャチの英語名は「キラー・ホエール」(殺し屋クジラ)だが、厳密に言えばシャチはクジラというよりは、イルカの仲間だ。シャチは人間の4倍という、現存する動物の中では最大級の脳をもつ。

詳しくは本誌をお読みください。

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もっと知りたいなら…

今回の特集に関してもっと知りたい方に、参考となる情報を提供します。





特集関連の豆知識

3種類の“シャチ”

 去年、絶滅した小柄の初期人間の化石が発見され、新聞や雑誌で話題になったが、シャチ(学名Orcinus orca)にもユメゴンドウ(学名Feresa attenuata)という小型の仲間がいて、今も生息している。1952年まで、この小型のシャチに関する情報は、19世紀に発見された2つの頭骨しかなかった。今日でも、ユメゴンドウに関する情報は、時折浜に打ち寄せられたり、ぐうぜん漁網にかかったものから、断片的によせ集めたものしかない。野生のユメゴンドウの生息数は不明であり、その社会的行動が大型のシャチとどの程度似ているかも分かっていない。
 ユメゴンドウは、実際にはイルカ科の動物で、シャチと同様、姿はイルカと似ているが、イルカと違ってくちばしがない。体長もイルカと同じ2メートルほどで、シャチの約3分の1程度だ。
 ユメゴンドウは、シャチ特有の黒・白・灰にくっきりと分かれた体をしていない。全身が黒くて目立たず、唇の周りがやや白い。
 シャチはどこの海域でも見かけるが、よく現れるのは南極や北極に近い冷たい海水域だ。一方、ユメゴンドウも世界各地の海に分布しているが、熱帯や亜熱帯の海水域の暖かな気候を好む。シャチもユメゴンドウも群居性で、ユメゴンドウの50頭の群れも観察されている。シャチは魚や海生哺乳類を捕食し、ユメゴンドウも主に魚を食べるが、集団で小さなイルカを追いかけて殺すところも観察されている。
 もう1種類、実際はイルカの仲間なのに、その英語名にシャチと同じ「キラー・ホエール」が含まれるオキゴンドウ(学名Pseudorca crassidens)がいる。オキゴンドウは発生学的にはシャチとかけ離れているが、骨格が似ていることからその名前がつけられている。
 オキゴンドウは体長が約5メートル、全身が黒く丸い頭部をもち、島や岩礁のない海にすみ、海洋魚やイカを餌にする。ユメゴンドウやシャチ同様、オキゴンドウも海生哺乳類を捕食する。マッコウクジラ (学名Physeter macrocephalus)や ザトウクジラ(学名Megaptera novaeangliae)の子供を追いかけているところも頻繁に観察されている。オキゴンドウも群生を好み、800頭もの群れも報告されている。
 オキゴンドウについての情報はあまり多くないが、集団で浜に打ち上げられる悲劇がよく報告される。この説明のつかない現象で数百頭が犠牲になる。
 発生学的に見てシャチに最も近い生物は、意外にも、東南アジアの大きな河川や海岸部にすむカワゴンドウ (学名Orcaella brevirostris)だ。

――デビッド・オコナー

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関連リンク

クジラ研究センター:シャチの代表的な研究機関。米ワシントン州沖のセイリッシ海のシャチについての豊富な情報を提供している。
http://whaleresearch.com

クロゼ群島のシャチ:南インド洋のシャチの生活史と減少についての情報
http://circe-asso.org/english/index.html?oo_crozet_en.htm&1

汚染されたクジラ: 各種のクジラの化学的汚染に関する情報。
http://panda.org/campaign/detox/news_publications/news.cfm?uNewsID=14452

北東太平洋のシャチにみられるボリ臭素化ジフェニルエーテル 、多臭素化ビフェニル 、PCN:シャチの汚染レベルについての情報
http://panda.org/downloads/toxics/nepacifickillerwhales.pdf

シャチに関するワシントン州現況報告草案:ワシントン州魚類・野生生物局の2003年報告の草案
http://wdfw.wa.gov/wlm/diversty/soc/status/orca/draft_orca.pdf

発生学から見たシャチ:カナダ・バンクーバー水族館によるシャチに関するDNA調査についての情報
http://www.vanaqua.org/conservation/cetaceans/kw-genetics.html





日本版の過去記事

2003年6月号「ネズミイルカを救え」

2001年11月号「進化の驚異 陸を歩いていたクジラ」

2001年4月号「ミンククジラ 商業捕鯨は再開できるか」

1998年3月号「青い海を守る」


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