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特集
取材現場から
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侵略的外来種 米国編
記事の筆者と写真家が、取材現場から報告する「最高の経験」、「最悪の体験」、そして「最も風変わりな思い出」。



本誌に載らなかったオンラインだけの写真。撮影条件も紹介します。


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文=スーザン・マグラス 写真=メリッサ・ファーロー

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世界各地で外来生物が侵略をつづけ、独自の進化をとげた在来の動植物を脅かし、社会に被害をもたらしている。

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 世界中のほぼあらゆる地域、あらゆるタイプの生態系に、ほかの地域で進化した動植物が侵入し、厄介な問題を起している。こうした動植物は、不注意であれ意図的であれ、人間の手によって運ばれたものだ。

詳しくは本誌をお読みください。

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もっと知りたいなら…

今回の特集に関してもっと知りたい方に、参考となる情報を提供します。





特集関連の豆知識

 2004年10月15日、「怪物魚が港に出現、憂慮する専門家」という見出しがシカゴの新聞の誌面を飾った。侵略的外来種を象徴するアジア産のカムルチー(雷魚の一種)が1匹、ミシガン湖のシカゴ側で網にかかったという内容の記事だった。アドラー・プラネタリウムやフィールド博物館、シェド水族館など、シカゴの科学関連施設が並ぶエリアのど真ん中に、アジア産の外来種が姿を現したのだ。
 「家庭の水槽から放たれた個体であることはほぼ確実」と、フィールド博物館の生物学者フィリップ・ウィリンクは説明する。その魚がカムルチーであることを最初に見抜いたのがウィリンクだ。
 中国、および韓国、ロシアが原産のこの魚は体長約1メートルにまで成長する。鋭い歯を備えた貧欲なこの略奪者は、水から出ても何時間も生きていて、短い距離なら陸上でものたうって移動する。
 この魚が最初に全米ニュースで取り上げられたのは2002年、メリーランド州の池でつがいとその稚魚数百匹が見つかった時だった。すべて毒殺されたが、数カ月後、さらに多くのカムルチーが、なぜかワシントンのポトマック川で確認された。ポトマック川ではこれまでに稚魚も含め19匹が捕獲されていたため、ポトマック川産のカルムチーがいることが確定的になった。
 「ポトマック川のカルムチーがどこからやってきたのか、手がかりはまるでありません。食用として運ばれてきたというのが最も妥当な線」と、バージニア州猟鳥および内陸漁業局の生物学者ジョン・オデンカークは説明する。カムルチーはオオクチバスをはじめとする魚を食い尽くし、生態系を破壊するおそれがあると言われているが、「すべては大きな謎。この新参者がポトマック川の生態系にどう収まるかはまだわからない」とオデンカークの慎重な見方をしている。
 カルムチーの生息地はさらに広がっている。カリフォルニア州、フロリダ州、マサチューセッツ州に続き、2004年7月にはフィラデルフィア州の水路でも数匹が確認された。シカゴ・フィールド博物館のウィリンクは、イリノイ州がこのリストの仲間入りをしないことを祈っている。10月に捕獲されたカムルチーが投げ捨てられたのが周囲を閉ざされた港湾の中でなかったら、もっと深刻な事態になっていたかもしれない。シカゴ川に投げ捨てられていたら、シカゴ川はミシガン湖やイリノイ川にも通じているからだ。
 「カムルチーがイリノイ川に達してミシガン湖に侵入すれば、バス、パーチ、サンフィッシュなどの漁場に多大な被害をもたらすおそれがある」とウィリンクは言う。また、別の外来種、アジアゴイが五大湖のすぐ近くまで迫っていることも懸念されている。
 重さが50キロにも達するこのコイは、五大湖の在来魚にとっては脅威だ。このコイがイリノイ川を北上し、シカゴの80キロ圏内に迫っている。コイがミシガン湖に達するのを阻止しようと、イリノイ川とシカゴ川を結ぶ水路に電気柵を設置する工事はまだ始まったばかりだ。工事の費用は900万ドルにのぼる。

――ジョン・L・エリオット

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関連リンク

世界の侵略的外来種:外来種の植物、動物、微生物を、国、生息地、分類群で検索できる。世界中の研究者が、生物学的情報、生態学的情報、在来種と外来種の分布、リンク集、画像集などを提供している。操作性も優れたサイト。このデータベースは、国際自然保護連合(IUCN)の侵略的外来種専門グループが管理運営している。
http://www.issg.org/database/welcome

全米外来種評議会:この組織は、米国における侵略的外来種に対する連邦政府の対応を調整する機関。豊富なデータは、州や種類によって分類されている。関連する政府機関や非営利団体のサイトにもリンクしているので、そこからさらに詳しい情報を入手できる。
http://www.invasivespecies.gov/geog/state/statemain.shtml





日本版の過去記事

2004年9月号「大特集 地球温暖化 第2部 追い詰められる生物」

2002年1月号「世界のホットスポット 貴重な地球の生物圏」


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