ナショナル ジオグラフィック日本版 年間購読申込





$B%J%7%g%J%k(B $B%8%*%0%i%U%#%C%/F|K\HG(B

LINE

特集
取材現場から
PHOTO

シュトイベン号の悲劇
記事の筆者と写真家が、取材現場から報告する「最高の経験」、「最悪の体験」、そして「最も風変わりな思い出」。



本誌に載らなかったオンラインだけの写真。撮影条件も紹介します。


PHOTO
ズームインへ >>

PHOTO
ズームインへ >>

PHOTO
ズームインへ >>

PHOTO
ズームインへ >>

PHOTO
ズームインへ >>



map
拡大図へ >>

PHOTO

文=マルチン・ヤンコフスキ 写真=クリストファー・ゲーリック

LINE

第二次世界大戦末期、難民と負傷兵を乗せてバルト海を航行中、ソ連潜水艦の魚雷を受けて沈没したドイツの客船シュトイベン号が、凍てつく海の底で見つかった。

LINE

 シュトイベン号の沈没で失われた人命は、「タイタニック号」の3倍に当たる4500人とされる。1945年2月10日にソ連の潜水艦が発射した魚雷によって海に没してから、この船を実際に見たダイバーは数えるほどしかいない。

詳しくは本誌をお読みください。

最新号紹介ページへ戻る

もっと知りたいなら…

今回の特集に関してもっと知りたい方に、参考となる情報を提供します。





特集関連の豆知識

 1945年にバルト海で起きたヴィルヘルム・グストロフ号、ゴヤ号、シュトイベン号の沈没は、歴史に残る海の三大惨事として知られる。だがこれらの船には、何人乗船していたのだろう。特集記事によれば、シュトイベン号が2月9日に出港した際、約5200人が乗船し、4500人が犠牲になったという。これはシュトイベン号に乗っていたドイツ人の商船船員、ヨアヒム・ウェデキンの証言に基づいた数字だ。ウェデキンは乗船者数を数える作業を手伝ったらしい。「実際は5200人でしたが、報告された数字は3600でした」。ドイツ政府当局が大量の難民の乗船を禁止していたため、実際より少な目に報告したという。
 一方、歴史家のハインツ・ショーンが示した数字はこれより少ない。2800人の負傷兵、800人の難民、100人の帰還兵、172人の海軍の病院スタッフ(医師、看護婦を含む)、12人の赤十字の看護婦、64人の高射砲部隊、61人の海軍上等兵、それに通信士、信号手、機械工、管理官、165人の海軍の乗組員を合わせ、計4267人だったとしている。ショーンの説では、このうち生還したのが659人なので、犠牲者は3608名ということになる。
 1945年1月30日に沈没したヴィルヘルム・グストロフ号はどうだったのか。グストロフ号の記録では、918人の海軍士官と海軍軍人、173人の乗組員、373人の海軍の女性援助者、162人の負傷者、4424人の難民、計6050人とある。1980年に英国人ジャーナリスト3名がこの惨事を検証し、犠牲者は7000人から8000人という結論にいたった。
 しかしその後、この事故の生き残りであるショーンが、さらに数字を書き換えた。彼が出した数字は記録映画会社が人の動きの分析した結果に基づいたものだった。私はショーンから次のような手紙を受け取った。「船が沈んだとき、1万582人の乗客が乗っていました。そのうち8956人が難民で、そのほとんどが女性と子供でした。魚雷が撃ち込まれた62分後に船は沈没、9343人が亡くなり、生き残ったのは1239人でした」
 ではゴヤ号の場合は? 信頼できそうな数字として、ゴヤ号がダンツィヒ(現グダニスク)近くのヘルを出航した際、7000人の難民と負傷兵が乗船していたという記録が残っている。ゴヤ号がソ連の魚雷を撃ち込まれて4分後に沈んだときに救助されたのはたったの183名。1990年代後半にショーンがグストロフ号の犠牲者の数を書き換えるまで、ゴヤ号の犠牲者の数が最も多いと考えられていた。現在、犠牲者の数はゴヤ号が2番目、シュトイベン号が変わらず3番目となっている。

――デビッド・W・ウッデル

BOOK






関連リンク

第二次世界大戦中の海難事故に関するサイト:第二次世界大戦中の海軍が関わった惨事を総括している。
http://www.members.iinet.net.au/~gduncan/maritime-1b.html

北欧とバルト海の沈没船とその発見について:シュトイベン号やヴィルヘルム・グストロフ号をはじめとする数多くの難破船に関する情報を掲載。
http://www.abc.se/~m10354/uwa/wrecks.htm

ハンニバル作戦:海路を利用した撤退としては史上最大規模となったドイツ海軍の作戦を詳しく解説。
http://www.compunews.com/s13/hannibal.htm

知られざる海の大惨事:海の三大惨事とされるヴィルヘルム・グストロフ号、シュトイベン号、ゴヤ号の沈没を比較する。
http://www.ihr.org/jhr/v17/v17n2p22_Weber.html





日本版の過去記事

2004年12月号「再び深海のタイタニック号へ」

2002年12月号「PT109 ケネディの魚雷艇」


トップへ戻る






本サイトに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
(c)National Geographic Society. All rights reserved.
(c)Nikkei National Geographic Inc. All rights reserved.

サイトマップ 著作権/リンク許可
広告出稿のご案内 会社案内
「特定商取引に関する法律」に基づく表示
個人情報保護方針 ネットにおける情報収集
個人情報の共同利用について