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特集
取材現場から
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地中海の覇者 フェニキア人
記事の筆者と写真家が、取材現場から報告する「最高の経験」、「最悪の体験」、そして「最も風変わりな思い出」。



本誌に載らなかったオンラインだけの写真。撮影条件も紹介します。


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文=リック・ゴア 写真=ロバート・クラーク

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古代の地中海世界を股にかけて活躍し、2000年前に歴史から消えた、謎の海洋民族の子孫を最新のDNA分析によって探す。

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 船を操って精力的に交易を行った人々として、古い文献にたびたび登場するフェニキア人。だが、彼らのことはよく分かっていない。赤味を帯びた紫色の高価な布を輸出したことから、ギリシャ人は彼らを「赤い人々」を意味する「フォイニケス」と呼んだ。

詳しくは本誌をお読みください。


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もっと知りたいなら…

今回の特集に関してもっと知りたい方に、参考となる情報を提供します。





特集関連の豆知識

 辞書で形容詞「パープル(紫色の)」を引くと、「王族の」という意味が見つかるはずだ。紫と王族とのつながりは、赤みを帯びた紫色の古代染料にはじまる。ホネガイの分泌腺から抽出されるこの染料の中でも、もっとも有名なのがティルスを中心とするフェニキア人の故郷、地中海東岸で産出されたティリアンパープルと呼ばれる種類だ。
 この染料の生産には莫大な費用がかかった。ほんの少量を作るのに、何万個もの貝殻が必要だったためで、染料を利用できるのはひと握りの富豪に限られていた。一度染めれば色落ちや色あせをすることがなく、高額なだけの価値はあるとの評判だった。ティルスをはじめとするフェニキアの都市は、紫(赤みを帯びた紫という説も。実際の色味については諸説がある)に染め上げた上質の布で商いをし、地中海一帯の植民地に染料の製造技術を広めた。今でも古代のフェニキア人居住地のそばでホネガイの巨大な貝塚が見つかることがある。多くの貝塚は人々が住む家より風下にあったが、これは貝を塩水の中で何日間も加熱する染料の抽出作業がひどい臭いを放ったためだ。
 ギリシャ神話では、紫の染料はメルカルト神(ヘラクレス)が発見したとされている。神が犬を連れて海岸を歩いていると、犬がホネガイに噛みつき、その口がきれいな紫色に染まった。神は喜び、紫に染めた布をお気に入りの王妃に贈ったという。
 その後ポエニ戦争がローマの勝利に終わると、紫の染料の製造はローマの州によって続けられ、皇帝ネロの時代になると、紫の布を身につけるのは皇帝の特権とされた。以降、紫色は重要人物たちに愛用され続けている。

――エリザベス・スノッドグラス

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関連リンク

レバノンの都市:レバノンの都市の概要が掲載されているサイト。初期のフェニキア人が暮らしていた、レバント地方の各地の歴史が詳しく紹介されている。各都市とも簡単な基礎知識にはじまり、考古学的発見、現在の都市、観光の見どころなどの項目が並ぶ。項目ごとに写真が添えられている。
http://www.middleeast.com/byblos.htm
http://www.middleeast.com/tyre.htm
http://www.middleeast.com/sidon.htm
http://www.middleeast.com/beirut.htm

米国議会図書館による国別調査 レバノン:レバノンについての詳しい調査に基づいた情報が、広く網羅されているサイト。レバノンの歴史(フェニキア人以降)、社会、経済、政府についてわかりやすく項目分けされたリンクをたどって読み進んでみよう。
http://www.countrystudies.us/lebanon/

シドンの発掘:大英博物館が進めるシドン発掘の一環として行われているのが、クロード・ドウメ=セラルによる調査。発掘調査はこのほかにも、英国学士院、CBRL(英国レバント調査評議会)、レバノンの民間団体、ハリーリ財団、ビブロス銀行などからの資金提供を受けている。このサイトでは発掘の様子とともに、シドンの歴史上の重要なできごとについて解説している。
http://www.sidonexcavation.org/ht/ht_sidon.html

カナンと古代イスラエル:ペンシルべニア大学の考古学・人類学博物館が編纂した、カナン人と海岸沿いに暮らしたフェニキア人の歴史についての見応えあるサイト。項目は労働と工芸、貿易などに分けられ、8〜12歳向けの学習コーナーもある。
http://www.museum.upenn.edu/Canaan/Phoenicians.html

シダーランド:レバノンの愛国心を堂々と掲げるサイトで、文章がびっしりと詰まっている。それでもレバノンの歴史やフェニキア人、十字軍、マロン派教徒、遺跡、聖人、レバノン料理などについての記述には、興味深いものがある。
http://www.cedarland.org/

フェニキア大辞典:「カナン人、フェニキア人の起源、歴史、地理、宗教、芸術、工芸、貿易、産業、天候、神話、言語、文学、音楽、政治、戦争、考古学、文化の研究に関する、ウエブ最大の情報の宝庫であり集大成」と謳っているサイト。丁寧な調査に基づいた学術書というよりは、意見の寄せ集めで、情報をうのみにはしないほうがいい。とはいえこのサイトでは、フェニキア人への好奇心をそそる、とびきり面白い話を読むことができる。
http://www.phoenicia.org/



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