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取材ノート
増える需要
迫る枯渇 原油


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筆者の取材ノート
ティム・アペンゼラー

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写真家の取材ノート
サラ・リーン

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「取材現場から」は、筆者と写真家へのインタビューを編集したものです。
本誌の記事と一部が違うことがあります。

写真=Mark Thiessen (上) and Jésus Lopez

取材現場から 取材現場から PHOTO
増える需要 迫る枯渇
原油


写真家の取材ノート
サラ・リーン
Best 最高の経験

 「ナショナル ジオグラフィック」誌の取材のよいところは、記事のテーマについて学ぶ機会を得られるということだ。今回のテーマは「原油」。今まで担当した中では最も複雑で深刻な問題だった。長時間かけて資料を読み、調査をしなければ、事実を伝える写真は撮れない。取材にとりかかる以前は、石油事業についてほとんど何も知らなかったので、大急ぎで勉強した。私たちの生活スタイルや経済活動が安価で豊富な石油資源にどれほど依存しているか、私たちの高い生活水準を維持するために、このねばついた黒い物質がどれほど重要な役割を果たしているか――これはとても魅力的な学習テーマだった。このような問題を自ら学ぶ機会を得られたことが、私にとっては最高の経験だった。


Worst 最悪の体験

 メキシコ湾で掘削船を空撮中、乗っていたヘリコプターがあやうく大事故を起こしそうになった。自由に撮影できるようにヘリコプターの後部扉を開けておいたのだが、掘削船からほんの数キロの地点で、私は開いた扉の端が振動しているのに気がついた。やがてヒューッという音が聞こえた。多分何かが飛ばされて扉から出ていったのだろうと思ったのだが、そうではなかった。扉がまるごとなくなっていたのだ。それでも何も異常がないようなので私は全く不安を感じなかったが、パイロットは掘削船におりてヘリコプターを点検した方がよさそうだと言った。
 整備士の話では、回転翼とは反対側の扉を開けていたのが幸いだったとのこと。ドアが外れて回転翼にぶつかっていたら、ヘリコプターは墜落していたに違いないからだ。それから石油会社の幹部役員が1人やってきて、撮影用のヘリコプターはすべて、十分な点検が終わるまで離陸を許可されないことになった
 もう少しで重大な事故に巻き込まれるところだった――そう実感して膝が震えてきたのはその日遅くになってからのことだった。


Quirkiest 最も奇妙な思い出

 テキサス州中央部の産油地帯で車がガス欠になるなどということがありうるだろうか? 実はあやうくそんなはめに陥りそうになった。
 州内のイェーツからコーパス・クリスティまでは車でおよそ9時間。道のりの大半は州間道路10号線(テキサス州を横切る長い高速道路)を使った。だが私は、この道のりの途中に出口がほとんどなく、間隔も離れているということ、そのうえ、無線も携帯電話もほとんど役に立たないということを知らなかった。
 インターチェンジを通過したとき、タンクのガソリンの残量は4分の1弱だった。その時は「次で止まろう」と思ったのだが、次のインターは一向に見えてこない。私は燃料を長持ちさせようと速度を落とした。しかし次の出口まで50キロという標識に気がついたとき、とてもそこまではもつまいと確信した。
 私はさらに速度を落とした。なぜさっきのインターでとまらなかったのだ、と自分を呪いながら。するとその時、手書きで「3キロ先ガソリンスタンド」と書かれた小さな看板が目に入った。祈るような気持ちで高速道路をおりて狭い道に車を進め、小さな町に入った。もう限界だった。どうかスタンドが開いていますようにと祈った…そして助かった! 値段はよそに比べて優に20セントは割高だったが、喜んで払ったのは言うまでもない。









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