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取材ノート
海洋探検家バラード 黒海と地中海に挑む

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筆者の取材ノート
ピーター・デ・ジョング

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写真家の取材ノート
デビッド・マクレーン

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「取材現場から」は、筆者と写真家へのインタビューを編集したものです。
本誌の記事と一部が違うことがあります。

写真=David McLain

取材現場から 取材現場から PHOTO
海洋探検家バラード 黒海と地中海に挑む

筆者の取材ノート
ピーター・デ・ジョング
Best 最高の経験

 トルコのシノプは古びた雰囲気を残す魅力的な町だ。町のあちこちに小さな床屋があり、ある朝、決心してヒゲを剃ってもらうことにした。不安でたまらなかったのだが、それは言葉の壁のせいだけではない。私はこれまでどの町でも、ヒゲを剃ってもらった経験がなかったからだ。思いきって床屋の店内に入ると、異国風の顔だちのトルコ人の床屋がすぐに私をぐらぐらする椅子の上に横たえ、喉にカミソリを押し当てた。実に楽しかったが、その後で耳の毛を焼かれたのには閉口した。


Worst 最悪の体験

 今回の探検では、調査許可の取得に手こずったが、私はパスポートに何か不備があったらしく、一度に3日間しか調査船への乗船が許されなかった。このため2度も、急いで荷物をまとめて下船を命じられるはめになった。揺れる寝台ではなく、平らなベッドで眠れるのが多少はうれしかったが、人々の前で小さな漁船で陸に連れ戻されるのは、いささか屈辱的で、ナポレオンになったような気分だった。そんな気分を2回も味わった。


Quirkiest 最も奇妙な思い出

 ノール号から2度目に追い出された後、シノプ滞在中に世話になったガイドと、彼のガールフレンドの車に乗せてもらってイスタンブールに向かった。イスタンブールまでは10時間のドライブ。しかも現代的なこのトルコ人カップルは車内にCDをぎっしり揃えていて、中には私も持っているCDもたくさんあった。そこでなじみの曲を何曲かかけてもらった。今ではトム・ウエイツの「ミュール・バリエーションズ」を聞くと、客のまばらな深夜営業のコーヒーショップではなく、シノプからイスタンブールまでの高速道路が目に浮かぶようになった。









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