ナショナル ジオグラフィック日本版 年間購読申込





$B%J%7%g%J%k(B $B%8%*%0%i%U%#%C%/F|K\HG(B

LINE

特集
取材現場から
PHOTO

気高き平和の大使 ツル
記事の筆者と写真家が、取材現場から報告する「最高の経験」、「最悪の体験」、そして「最も風変わりな思い出」。

PHOTO

文=ジェニファー・アッカーマン 写真=ヴィンセント・ムニエほか

LINE

ツルは空を飛ぶ鳥のなかで最も背が高く、優美な姿をしている。その気高い美しさと、長い渡りをする忍耐力ゆえに、賞賛と敬愛の的になってきた。

LINE

 人々から崇められてきたにもかかわらず、ツルには危機の足音が忍び寄っている。狩猟や開発によって、現在、ツルは鳥の中でも最も深刻な絶滅の危機にさらされているのだ。世界に生息するツルは全部で15種だが、そのうち半分以上の9種が絶滅の危機に直面している。

詳しくは本誌をお読みください。


最新号紹介ページへ戻る

もっと知りたいなら…

今回の特集に関してもっと知りたい方に、参考となる情報を提供します。





特集関連の豆知識

 人工的に飼育され、繁殖した鳥を野生へ戻すのは容易なことではないが、アメリカシロヅルの復活を目指す国際チームがこの難題に取り組んでいる。
 野生に戻す作業は卵が孵化する前から始まる。保温器に並べられて孵化を待つ卵に、ツルの鳴き声や超軽量飛行機(最初の渡りでツルたちを先導する)のエンジン音を聞かせる。
 卵がかえると、ツルの扮装をした人間がヒナたちにすりこみを行う。ヒナが人間の声に慣れてしまわないように細心の注意を払いながら、エサの探し方を教え、超軽量飛行機に慣れさせる。
 秋になると、若鳥たちは、米ウィスコンシン州のネセダ国立野生生物保護区からフロリダのチャサホヴィツカ国立野生生物保護区に向けて、初めての渡りをする。群れを先導するには超軽量飛行機を使うのが一番いい。未熟な鳥たちに合わせて、ゆっくりと飛ぶこともできるし、時速80キロもの高速で飛ぶこともできる。飛行中の鳥たちは体力の消耗を抑えるために、上昇気流に乗るが、気流への乗り方を学ばせるには、速く飛ぶことも必要なのだ。
 旅立って間もないころは短い距離しか飛べない鳥たちも、耐久力をつけるにつれ、長く、遠くへ飛べるようになる。成熟したアメリカシロヅルは、1日に800キロもの長距離を移動するとされてきたが、実際の飛行距離は平均して300キロ。ただし、初めて渡りを経験する若鳥が飛べる距離は、その3分の1から2分の1だ。
 フロリダへの初飛行を終えると、春には鳥たちだけで北へ戻れるようになる。もはや人間の助けは必要ない。このプログラムがスタートして3年、野生化に成功したツルは36羽に達した。このプログラムは、2020年までに渡りをするアメリカシロヅルを125羽まで増やし、20組のつがいをつくることを目指している。

――ジェニファー・L・フォックス

BOOK






関連リンク

国際ツル財団(ICF):ツルに関する一般情報や、世界の様々なツルを紹介。世界に生息するツルは全部で15種。ICFは、その全てを展示する世界で唯一の施設となっている。
http://www.savingcranes.org/

オペレーション・マイグレーション:超軽量飛行機に率いられたアメリカシロヅルの渡りの記録や、この独自の取り組みに関する情報を紹介している。
http://www.operationmigration.org/

ロウ・サンクチュアリ:米ネブラスカ州のロウ・サンクチュアリは、カナダの繁殖地へと向かうカナダヅルが羽を休める主要な中継地。このサイトでは、ツルに関する情報を提供。また、プラット川でツルの渡りが見られる時期を紹介している。
http://www.rowesanctuary.org/



トップへ戻る






本サイトに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
(c)National Geographic Society. All rights reserved.
(c)Nikkei National Geographic Inc. All rights reserved.

サイトマップ 著作権/リンク許可
広告出稿のご案内 会社案内
「特定商取引に関する法律」に基づく表示
個人情報保護方針 ネットにおける情報収集
個人情報の共同利用について