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取材ノート
中国、環境破壊による痛み

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筆者の取材ノートから
ジャスパー・ベッカー

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写真家の取材ノートから
ボブ・サシャ

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「取材現場から」は、筆者と写真家へのインタビューを編集したものです。
本誌の記事と一部が違うことがあります。

写真=Bob Sacha (上) and Mark Thiessen

取材現場から 取材現場から PHOTO
中国、環境破壊による痛み

写真家の取材ノート
ボブ・サシャ
Best 最高の経験

 雲南省とチベット自治区の境にそびえる山で、仏の化身、“活仏”に出会った。衣をまとって山を登る僧侶のたたずまいは驚くほどおだやかで、この世のものとは思えない雰囲気を漂わせていた。
 しかもその山は聖山で、木々が伐採されていなかった。中国の環境破壊を取材中に、美しい森の中でおごそかな人物に出会い、一条の光が射すのを見る思いだった。環境汚染を目の当たりにし、息の詰まりそうな大気を吸った後で、こんな厳粛な光景に触れると、取材を続ける気力がわいてきた。


Worst 最悪の体験

 中国の環境破壊の取材となると、明けても暮れても空気の汚れきった町を訪れることになる。大気汚染の元凶は、公害をまき散らす石炭を燃やす工場だ。ある工業都市を車で訪れてみると、霧のようなものが町をすっぽり覆っていた。運転手に聞くと、「霧ではなく、大気汚染」だという。
 中国にはひどく空気の汚れた町がいくつもある。大気は霞がかかったようによどみ、辺りはよごれたメガネをかけたように黄色く濁って見える。何を見ても輪郭がぼやけ、明るい青空には決してお目にかかれない。
 今回の取材で2度中国を訪れ、2度ともひどく鼻と喉をやられ、頭に釘を打ち込まれるような思いを味わった。旅行者の私でさえこれだけ苦しんだのだから、現地で暮らし、毎日その空気を吸っている人々のつらさはどれほどのものだろう。


Quirkiest 最も奇妙な思い出

 今回の取材は初めての中国訪問。現地で使える携帯電話がほしかった。私が米国で使っている携帯電話会社には、中国でも使える機種があるという。販売店で3つの機種をすすめられた。1つは在庫があり、あとの2つはオンラインで注文する。どの機種も高価なくせに野暮ったいデザインだった。それでも店員は「これ以外に使える機種はありません」と言って譲らない。
 そのうちの1台を購入し、中国へ向かった。あまり豊かではないある地方の都市で、携帯電話の販売店をのぞいてみた。ずらりと並ぶヨーロッパ製や中国品に混じって、私が米国ですすめられた3機種も売られていた。その店では品揃えが豊富なだけでなく、デザインがしゃれていて、しかも値段は格安。まったくひどい話があるものだ。









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