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取材ノート
珍獣キンカジュー

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筆者の取材ノートから
ホリー・メニーノ

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写真家の取材ノートから
マティアス・クルム

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「取材現場から」は、筆者と写真家へのインタビューを編集したものです。
本誌の記事と一部が違うことがあります。

写真=Holly Menino 提供(上) and Lars-Magnus Ejdeholm

取材現場から 取材現場から PHOTO
珍獣キンカジュー

写真家の取材ノート
マティアス・クルム
Best 最高の経験

 幾晩か続けて、乳のはった雌のキンカジューが私とアシスタントのそばにやってきた。いつか子連れで来るのではないかと心待ちにしていたところ、ある雨の夜、ついに子供と一緒に木に登る姿を発見した。2匹は私たちの周りで、警戒する様子もなく2時間ほど過ごしてから立ち去った。いい写真が撮れたし、何より感動的な光景だった。自然の中で過ごす母と子の姿を撮りたかったが、その夢が叶うとは思ってもいなかった。


Worst 最悪の体験

 野生動物の撮影で、ヒルやスナバエに付きまとわれるのには慣れていた。だが今回の取材では避難場所がまったくなかった。夜、雨林の樹上でじっとしていると、蚊が群がってくる。長ズボンと長袖シャツを着用し、防虫剤を付けていても、蚊は刺してくる。パナマを出発する頃には、私の皮膚は赤くふくれあがり、かゆくてどうしようもなかった。


Quirkiest 最も奇妙な思い出

 パナマでも、キンカジューは、ほとんどの人が知らなかった。野生のキンカジューの写真を撮った者もほとんどいない。私が見たのも動物園にいるキンカジューを昼間撮影した写真ばかり。謎に包まれたその生態を夜間撮影できたことは、本当に幸せだった。
 毎日、夕方5時半に、暗視眼鏡をして木に登り、ほとんど一晩中、キンカジューが現れるのを待った。姿を見つけると、警戒されないように細心の注意を払ったが、これは写真家にとって容易なことではない。キンカジューは光を嫌うので、稲妻と錯覚するくらいのスピードで撮影しなければならなかった。
 相手が私の存在に慣れた頃に、アシスタントがフラッシュをたき、私は瞬時にピントを合わせて写真を2、3枚撮る。これが10週間続いた。1日にフィルム1本の半分でも撮れればいいほうだった。









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