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取材ノート
ガボン国立公園

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Photo

写真家の取材ノートから
マイケル・ニコルズ

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「取材現場から」は、筆者と写真家へのインタビューを編集したものです。
本誌の記事と一部が違うことがあります。

写真=Mark Thiessen

取材現場から 取材現場から PHOTO
ガボン国立公園

写真家の取材ノート
マイケル・ニコルズ
Best 最高の経験

 迫力あるゾウの写真を撮るために、できる限り彼らに近付く必要があった。そこで、ゾウのいる滝の近くに生えている木を探し、その上に足場を組んだ。
 ある日の夕暮れ時、リーダー格の大きな雄のゾウがぶらりと川岸にやって来た。巨大な鼻が私の方を向いている。私のことを見つけたぞ、という合図だったのだ。
 辺りは暗くなってきて、もうキャンプに戻る時刻だった。キャンプまでは歩いて1時間。だが、例のゾウは、私が木から下りてくるのをまだ待っている。私は、下手なことをするよりも、むしろ木の上でじっとしていようと決めた。2時間ほどたった時、友人のソフィアーノの声が聞こえてきた。研究者たちが彼を私の迎えによこしたのだ。ゾウは荒々しい足取りで去って行った。キャンプに戻ると、誰もが私を心配していたが、あれは賢い選択だったと思う。恐ろしかったけれど、すばらしい経験ができた。


Worst 最悪の体験

 今回の取材で最悪の体験は、ガボン滞在中に研究者のアン・ルイザ・キルボーンを飛行機事故で亡くしたことだ。彼女はガボンのゴリラの間で突発的に広まったエボラウイルスの研究に取り組んでいた。
 私たちはガボンでたくさんの飛行機事故に遭った。この国で活動する上で最大の問題は、飛行機事故だ。飛行機は、研究や撮影には便利でも、タクシー代わりに乗るにはリスクが大きすぎる。十分に整備されているわけではないし、エンジンが故障したり、嵐に巻き込まれることもある。少しくらい余分に時間がかかっても別の手段で移動したほうが、飛行機に乗るよりましなのだ。
 私たちはきわめて優秀な獣医学研究者アンを失ってしまった。彼女の仕事は重要だった。自然保護活動とって大きな痛手であった。


Quirkiest 最も奇妙な思い出

 米国のパウエル国務長官がガボンを訪れた時、彼とマイケル・フェイとの写真を撮った。撮影を許可されたのは私だけ。ほかの報道陣は怒っていた。「どうしてナショナル ジオグラフィックだけなんだ? 大切なニュースなのに」
 私は報道写真家ではない。有名人の写真を撮るのも気詰まりだ。しかし、パウエル長官は、私たちが森林で熱心に取り組んできた活動を理解し、マイクと私に敬意を払ってくれた。









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