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取材ノート
サハラ砂漠

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筆者の取材ノートから
ジョン・ヘア

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写真家の取材ノートから
カーステン・ペーター

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「取材現場から」は、筆者と写真家へのインタビューを編集したものです。
本誌の記事と一部が違うことがあります。

写真=Carsten Peter

取材現場から 取材現場から PHOTO
サハラ砂漠

筆者の取材ノート
ジョン・ヘア
野生ラクダ保護基金の設立者
Best 最高の経験

砂漠を渡り始めて12日ほどたった所で、今回の遠征でも最難関に差しかかった。日が暮れる頃、寒さは一層身にこたえるようになった。憂うつな気持ちでリビア南部タジャルヒーを進んでいると、丘の上で"移動税関"に遭遇した。酒の密輸を取り締まるリビア兵たちだ。私たちが酒を持っていないか捜索し、何もないとわかると、近くで野営して翌朝退去せよと言う。
テントを設営した後、トゥアレグ族のガイドの一人がテントの近くで何かを見つけ、それを丈の長い彼の衣服に隠して戻って来た。そして、冗談交じりに「不信心なキリスト教徒に土産だ」と言う。彼が服の下から取り出したのは2本のウイスキーだった。密輸をたくらんだ者が税関に気付いて、あわてて捨てたのだろう。そこへ幸運にも私たちがやって来たというわけだ。このウイスキーのお陰で、私たちも元気を取り戻した。砂漠でウイスキーを見つけるなんて傑作だった。


Worst 最悪の体験

ニジェールを出国するため、国境の検問所に向かっていた時のこと。兵士を大勢乗せたジープが何台かこちらに向かって走ってきた。彼らは車から飛び降りると、ずらりと半円形に並び、銃口をこちらに向けて恐ろしい目つきで私たちをにらんでいる。私は遠征隊全員に、ラクダから降りてパスポートを出すよう命じた。それを受け取った私は、銃口の前を50メートルほど進み、責任者らしき男の前に立った。失礼のないよう気をつけながらハウサ語で話しかけた。幸運なことに、彼もハウサ語を話した。間もなく、銃を下ろすよう兵士に命令し、私たちのパスポートを確認しながら、顔に笑みさえ浮かべた。だが、その瞬間までは、ひどく緊張した。


Quirkiest 最も奇妙な思い出

私たちが最後に通過した砂漠は、台地が広々と続くハムラー岩石砂漠だ。英国の探検家ハーンズ・ビッシャーが100年前にここを旅し、その時のことを書き記している。台地に入るには険しい峡谷を歩かなければならない。私は不安になった。すでに2300キロを歩き、ラクダも弱っている。峡谷に入ると同時に、ビッシャーが私のすぐ近くにいて、「心配するな!なんとかなるさ」と励ましているような気がした。そして驚いたことに、それまでの心配が消え去り、気持ちがすっと楽になった。









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