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取材ノート
テングザル

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PHOTO

筆者、写真家の取材ノート
ティム・レイマン

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「取材現場から」は、筆者と写真家へのインタビューを編集したものです。
本誌の記事と一部が違うことがあります。

写真=Tim Laman

取材現場から 取材現場から PHOTO
テングザル

筆者、写真家の取材ノート
ティム・レイマン
Best 最高の経験

ある日出会ったテングザルの群れに、2匹の幼い子を抱えた雌がいた。ひょっとすると双子かもしれない。急いで写真を撮ったが、サルは双子をめったに産まないし、テングザルの雌は、仲間の子供を抱くこともある。だからそれほど期待せず、確証を得ないまま数日後、いったん現地を後にした。
6カ月後に戻り、テングザルの研究者村井勅裕さんに聞くと、そのサルを何度も見ており、双子に違いないと言う。2匹とも生き残っていて、すっかり大きくなり、自力で川を渡る姿を見て安心した。


Worst 最悪の体験

これまで20年以上、撮影機材を落としたことがなかった。それが私の自慢だったのに、今回の取材でその記録が破れてしまった。小さなボートに乗って、400ミリの望遠レンズで撮影していた日。ボートの上で動き回る時はいつも三脚からカメラを外していたが、その時はうっかり忘れて小便をしようと立ちあがった。その瞬間、カメラとレンズが川の中に落ちてしまったんだ。急いで引き上げたがレンズには水が浸み込んでいた。撮影は続けられない。翌朝、シンガポールまで飛んで修理してもらった。3日後、再び川に戻った私は、三脚をボートに固定して、十分に注意するようになった。


Quirkiest 最も奇妙な思い出

テングザルの群れが、川を泳いで渡っていた。ところがほとんどが渡りきった後、1頭だけ残って水に入るのをためらっていた。枝の先まで行って跳ぼうとすると、後ずさりする。しばらく考えては、何度も同じ動作を繰り返す。カメラを支える私の腕も痛くなってきた。遂に、このサルは踏ん切りをつけた。8メートルの高さの枝からジャンプして、全身を思いっきり伸ばし、対岸の垂れた枝をぐいっとつかんだのだった。泳がずに川を渡ったのは、このサルだけだった。









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