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取材ノート
フィリピン

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筆者の取材ノートから
プリート・J・ベシリンド

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写真家の取材ノートから
ティム・レイマン

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「取材現場から」は、筆者と写真家へのインタビューを編集したものです。
本誌の記事と一部が違うことがあります。

写真=Jodi Cobb (上), Tim Laman

取材現場から 取材現場から PHOTO
フィリピン

筆者の取材ノート
プリート・J・ベシリンド
前本誌英語版シニア・ライター
Best 最高の経験

生物学者ダニーロ・バレーテと、ルソン島南部のイサログ山に登った。ここには150種の鳥と30種の哺乳類がいて、植物も3000種が育つ。若く、足腰の強靭なダニーロが私を引っ張ってくれて、低地林を歩いた。芳香を放つ天然ショウガ、空を覆うように伸びたシダ、フィリピン固有の魚の尻尾のようなヤシ…。どれもこれも役に立ちそうだった。「ヤシの実はイワシと炒めるとうまいんだ」と、ダニーロは言った。彼はまるで、森の妖精のようにあちこちに目をやり、ラズベリーやグアバ、ベゴニアの葉、イチジクなどをつまんでは口にする。「森にいると食べずにいられないんだ」。雨が降りだすと、バナナの葉をカサにした。私もすぐに彼をまねて、木の実をつまみながら歩いた。二人はまるで、キプリングの小説『ジャングル・ブック』の主人公だった。


Worst 最悪の体験

ある夜、写真家のティム・レイマンが撮影に連れ出してくれた。相手はカエルなど両生類と夜行性の生物。帽子にライトをつけ、虫やヒルを避けるため長袖、長ズボンで川をのぼった。川底の石は滑りやすく、1メートルもある深みや流れの急な瀬があったり、低木が倒れ込んでいたりで、歩きにくいことおびただしい。体は汗と湿気でぐっしょり、そこらじゅうが痒かった。
それでもまずまず順調だ、と思っていたら、流れを渡ろうとした時にトゲだらけのラタンヤシをつかんでしまった。手を離せば水にのみ込まれる。しょうがないから流れに立って、とげだらけのラタンヤシをつかんだまま、自分の体を引き上げた。結局カエル1匹見つけられなかったんだ。


Quirkiest 最も奇妙な思い出

11月の初め、フィリピン・マニラに到着した直後、生物学者のダニーが昼食に連れて行ってくれた。出発前の寒さと、エアコンのきいた飛行機に乗っていたんで、暑さにまいってしまった。汗だく、おまけに時差ぼけ。野外のカフェでスープを食べきれるだろうかと考えていたら、突然、店のスピーカーから「ジングルベル」が聞こえてきたんだ。不思議に思ってダニーに聞いたら「もう"バー"の月だからね」と笑った。「セプテンバー(9月)、オクトーバー(10月)、ノベンバー(11月)、ディッセンバー(12月)さ。フィリピンでは9月から新年までずっとクリスマスを祝うんだ」。









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