本書は、初期キリスト教文書「ユダの福音書」原典の日本語訳と、専門家による考察で構成されています。「ユダの福音書」はイエス・キリストを裏切ったユダの行動に対する「もう一つの見方」を示し、両者の関係に新たな光を当てたとされています。
以下は「ユダの福音書」に記載されている、イエスがユダに語った言葉の一部です。
「お前は、真の私を包むこの肉体を犠牲とし、すべての弟子たちを超える存在になるだろう」
「他の者たちから離れなさい。そうすれば、お前に[神の]王国の神秘を語って聞かせよう。その王国に至ることは可能だが、お前は大いに悲しむことになるだろう」
本書では、これらの言葉がどのような場面で語られ、どのような意味を持っていたかなど、「ユダの福音書」原典の日本語訳(注釈文つき)とともに、4人の専門家による、平易、かつ詳しい考察を収録いたしました。