本書の内容
時速100キロで車を飛ばし、自由気ままな生活を送っていたジョン。
しかし、ある日、サンフランシスコ湾の大規模な原油流出事故を目撃し生活を一変。車を捨て、徒歩の生活を始める。
いぶかる周囲と言い争いをしないため、口も完全に閉ざした彼。そして、西海岸から徒歩で東海岸に住む家族の元へと、数千キロに及ぶ旅を始める。
旅の途中で大学に入り、口をきかないまま博士号まで取得。そして、ついには…。一途に信念を貫いた男の物語。
著者紹介
ジョン・フランシス
歩くことを通じ環境保護への意識を高める運動を展開するNPO「プラネットウォーク」設立者。
1971年、サンフランシスコ湾で起きた原油流出事故を目撃、車を捨て、徒歩の生活を始める。いぶかる周囲と言い争いをしないため、1973年より完全に口を閉ざす。1982年「プラネットウォーク」を設立。翌年には西海岸から東海岸を目指して「巡礼」の旅に出発。途中、沈黙を守ったまま、南オレゴン州立大学で学士号、モンタナ大学で修士号(環境学)、ウィスコンシン大学マディソン校では博士号(土地資源研究)を取得。その後、南米徒歩横断も敢行した。
国連の親善大使などとして活躍。現在も、精力的に環境問題に取り組む。
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