トウモロコシ農家、アイオワ
アイオワ州キングストンのトウモロコシ農家の6代目にあたるジェイソン・ヒンソン氏は、大急ぎでコンバインから荷をおろしながらもコンベヤーから目を離さない。アメリカ政府が、2008年に米国内で生産されたトウモロコシの30パーセントをトウモロコシ原料のエタノール燃料生産にあてることを義務づけたため、昨年、トウモロコシの価格は2005年の3倍にあたる1ブッシェル8ドル余に高騰した。これからもエネルギー価格が下がらないかぎり、バイオ燃料は世界中の水資源と土地を食用トウモロコシと奪い合うことになる。
Photograph by John Stanmeyer
