スケイリーヘッド、透明骨格標本

2014.02.19
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カジカの一種、スケイリーヘッドスカルピン(Scalyhead sculpin、学名:Artedius harringtoni)。アメリ カのシアトル水族館で展示されているアダム・サマーズ(Adam Summers)氏の作品。

Photograph by Adam Summers
 カジカの一種、スケイリーヘッドスカルピン(Scalyhead sculpin、学名:Artedius harringtoni)。 身近な魚といえば刺身や塩焼き、揚げ物の姿で皿の上に乗っているものだが、シアトル水族館で展示中のアダ ム・サマーズ(Adam Summers)氏の芸術的な写真は、普段とはまったく違う視点から魚の内部構造を明らかにして いる。

「Cleared: The Art of Science Photography(クリアード:科学写真の芸術)」と題された展示では、魚の標本 の大判写真プリント14点を紹介。染色された標本は、組織が透けて見えるように複雑な処理が施されている。

 ワシントン大学フライデーハーバー研究所(Friday Harbor Labs)の教授で、副所長を務めるサマーズ氏はとて も手の込んだ魚の写真を約18年にわたって撮り続けてきた。バイオメカニクスの研究が目的だが、「殺風景な研究 所を飾る」ため一部の写真を展示していたという。

 この巧みな手法がシアトル水族館の理事たちの目に留まった。研究所を見学中に目にした彼らは、展示用の作品 を提供してほしいとサマーズ氏に依頼した。

Photograph by Adam Summers

文=Liz Langley

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