「Cleared: The Art of Science Photography(クリアード:科学写真の芸術)」と題された展示では、魚の標本 の大判写真プリント14点を紹介。染色された標本は、組織が透けて見えるように複雑な処理が施されている。
ワシントン大学フライデーハーバー研究所(Friday Harbor Labs)の教授で、副所長を務めるサマーズ氏はとて も手の込んだ魚の写真を約18年にわたって撮り続けてきた。バイオメカニクスの研究が目的だが、「殺風景な研究 所を飾る」ため一部の写真を展示していたという。
この巧みな手法がシアトル水族館の理事たちの目に留まった。研究所を見学中に目にした彼らは、展示用の作品 を提供してほしいとサマーズ氏に依頼した。
Photograph by Adam Summers