“4本脚”で離陸していた翼竜

2009.01.07
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 翼竜は4本の脚をすべて使って飛び上がっていたという新しい研究が発表され、従来の研究と正面から対立している。 この巨大生物の“脚”のうち2本は非常に強力な翼で、翼をたたんだときに歩いたり飛び上がったりするための“関節”がある。上図左は翼竜の一種「ハツェゴットプテリンクス(Hatzegotpteryx)」の想像図。

 新研究によると、鳥は2本脚を使って離陸するが、翼竜の体重は200キロ以上もあったため、後ろ脚のみで体を空に持ち上げるのは合理的でない。また、彼らは風も岩も利用しないで1秒もかからずに地面から飛び上がっていた形跡があるという。

 ジョンズ・ホプキンス大学医学部のマイケル・B・ハビブ氏は、「翼竜というと、やせこけた外見で歯の生えたハンググライダーのようなイメージを抱く人が多いが、実際にはアーノルド・シュワルツェネッガーのようながっちりした体格だった」と話す。

 ハビブ氏は、現代の鳥20種と翼竜3種の骨の強度を比較して新しいモデルを考案し、「Zitteliana」誌に発表した。

 今回の発見は、動物は体が大きくなるほど、全身の筋力を使って体を動かす必要があるという理論とも一致する。「大型で重い自動車は四気筒ではなくV8エンジンを搭載する。それと同じことだ」とハビブ氏は述べている。

llustration by Mark Witton

文=Christine Dell'Amore

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