ドードー、絶滅種再生の可能性

2013.03.08
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17世紀に絶滅したドードー(学名:Raphus cucullatus)の骨格と復元模型。イギリス、カーディフのウェールズ国立博物館に保存されている(1938年撮影)。ドードーはインド洋のモーリシャス島に生息していた飛べない大型の鳥。初めて文献に記載されたのは1600年ごろのオランダ艦隊の航海記だった。最後の有力な目撃情報は1662年で、確認から100年もたたずに絶滅したことになる。初期のヨーロッパ人探検家が収集した数羽の標本は、現在も博物館で保管されており、少なくとも1羽には軟組織が残っている。また2005年以降、モーリシャス島の沼地で保存状態の良い化石が発掘されている。

Photograph from Popperfoto/Getty Images
 17世紀に絶滅したドードー(学名:Raphus cucullatus)の骨格と復元模型。イギリス、カーディフのウェールズ国立博物館に保存されている(1938年撮影)。ドードーはインド洋のモーリシャス島に生息していた飛べない大型の鳥。 初めて文献に記載されたのは1600年ごろのオランダ艦隊の航海記だった。最後の有力な目撃情報は1662年で、確認から100年もたたずに絶滅したことになる。食料として捕獲されたほか、兵士が持ち込んだ家畜などに襲われたのが原因だ。それまでモーリシャス島には捕食動物がほとんどおらず、ドードーは抵抗する術を持っていなかった。

 初期のヨーロッパ人探検家が収集した数羽の標本は、現在も博物館で保管されており、少なくとも1羽には軟組織が残っている。また2005年以降、モーリシャス島の沼地で保存状態の良い化石が発掘されている。

 遺伝学者のベン・ノバク(Ben Novak)氏は、「何らかの皮膚や筋肉が残っていれば、全ゲノム(遺伝情報)をある程度の品質で取得できることが判明した」と話す。

 ノバク氏は、ドードーはハトの仲間であり、DNAマッピングや代理親に利用できる近縁種がいるはずだと指摘する。複数の研究から、現存する最も近縁な種はミノバトと示唆されている。

Photograph by Fox Photos/Getty Images

文=Brian Clark Howard

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