中国少数民族伝統の鬼払い“虎の踊り”

2008.12.18
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 中国青海省黄南チベット族自治州、2008年12月17日撮影。全身に虎の模様を描いた男たちによる“於菟舞”は、山岳地帯にあるモンゴル系の少数民族「土族」の村、年都乎村で毎年冬に行われる伝統の祭典“於菟節”の中心行事で、虎に扮した男たちが村の各戸を回る。「於菟(おと)」は春秋左伝にも見られる虎の別名。この踊りは病と鬼を追い払い福を招くと信じられており、地元に古くから伝わる伝説が基になっているという。

 中国文化網(chinaculture.org)によると、とある姫君が病にかかるところから話は始まる。薬でも祈祷でも姫君の病状は一向に良くならない。そこで王様が部下たちに服を脱がせ、体に模様を描き、姫君を苦しめる悪霊を追い払うために踊らせた。そして、姫君は当然ながらめでたく回復する。

Photograph from Reuters

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