レイプの標的に、タンザニアのアルビノ

2013.01.25
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Photograph by Jacquelyn Martin, AP

 タンザニア西部、カバンガ保護センター(Kabanga Protectorate Center)の敷地内を元気いっぱいに走るフェリスタ・ダウディ(Ferista Daudi)ちゃん(写真右)。まだ2歳の幼子が生まれ故郷の村を離れることになったのは、アルビノ(先天性白皮症)の身体の一部を求める呪術医によって姉が殺されたためだ。

 タンザニアのアルビノたちが直面するもう1つの恐怖は、性的暴行だ。主に北西部の人里離れた地域などで、アルビノの少女が男に襲われる事件が頻発している。アルビノとの性交渉で、エイズ(後天性免疫不全症候群)が治るというデマが信じられているのだ。犠牲者の正確な数は不明。社会的な烙印(らくいん)を押されるため、被害を名乗り出る犠牲者は少ない。2007年の推計によると、同国ではおよそ140万人がエイズを発症するHIVに感染している。

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