中毒の疑いも、オオアカイカ大量死

2012.12.26
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アメリカオオアカイカの大量死の原因としては、ほかに有害な藻類の大量繁殖も考えられる。ある種の藻類は、ドウモイ酸などの毒物を水中に放出する。この毒物に触れた野生生物は、能力に支障をきたすことがある。このような藻類が大発生し、イカの方向感覚を失わせる直接的な役割を果たしたのではないかと推測する科学者もいる。大量のイカが方向感覚を失って海岸に打ち上げられた可能性はある。しかし証拠はまだ不十分だ。カリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC)の植物プランクトン生態学者ラフィ・クデラ氏は「イカが毒にさらされるということは起こりうるが、合理的な理由から、そうなった可能性は低いと考える」と指摘する。「毎週藻類と毒物をモニターしているが、この1カ月ほどは全体にほとんど、あるいはまったく毒物が検出されていないし、毒を放出することのある藻類もほとんど見つかっていないのだ」。

Photograph by Chris Elmenhurst, Surf the Spot Photography
 アメリカオオアカイカの大量死の原因としては、ほかに有害な藻類の大量繁殖も考えられる。ある種の藻類は、ドウモイ酸などの毒物を水中に放出する。この毒物に触れた野生生物は、能力に支障をきたすことがある。このような藻類が大発生し、イカの方向感覚を失わせる直接的な役割を果たしたのではないかと推測する科学者もいる。 大量のイカが方向感覚を失って海岸に打ち上げられた可能性はある。しかし証拠はまだ不十分だ。カリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC)の植物プランクトン生態学者ラフィ・クデラ(Raphe Kudela)氏は「イカが毒にさらされるということは起こりうるが、合理的な理由から、そうなった可能性は低いと考える」と指摘する。「私の研究室はサンタクルーズのミュニシパル・ワーフで毎週藻類と毒物をモニターしているが、この1カ月ほどは全体にほとんど、あるいはまったく毒物が検出されていないし、毒を放出することのある藻類もほとんど見つかっていないのだ」。

Photograph by Chris Elmenhurst, Surf the Spot Photography
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