2012年、奇妙な生物10種

2012.12.20
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緑色の光を発するゴキブリの一種「ルキホルメティカ・ルケ(Lucihormetica luckae)」。コメツキムシ科のこの昆虫は、毒を持っていることを捕食者に警告するために光を発しているという。

Images courtesy Peter Vrsansky, Slovak Academy of Sciences
【6.南米の光るゴキブリ】

 緑色の光を発するゴキブリの一種「ルキホルメティカ・ルケ(Lucihormetica luckae)」。コメツキムシ科のこの昆虫は、毒を持っていることを捕食者に警告するために光を発しているという。 南米、エクアドルにある活火山周辺の熱帯雨林に生息する体長約2.5センチのこのゴキブリは、いくつかの点でユニークだという。1つには、進化の過程で発光能力を持つようになった生物は多いが、そのほとんどは深海に生息しており、陸生生物の生体発光は比較的珍しい。しかし、他の昆虫に擬態するために発光するという点で、このゴキブリはとりわけ珍しい存在だ。

 ほかに昆虫が生体発光する目的としては、一般的なホタルのように、交配相手を引きつけるためという要素が強い。暗闇で光ることで相手を見つけるのは時間の節約になる。その一方で、発光には捕食者に見つかりやすいというデメリットもある。

 この生物は、2012年にナショナルジオグラフィック ニュースで紹介した奇妙な生物の中から、編集部がピックアップした10種のうちの1種。

Images courtesy Peter Vrsansky, Slovak Academy of Sciences
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