狩猟の様子、エジプトで再発見の岩絵

2012.11.30
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エジプト南部、アスワン北西のナグ・エルハンドゥラブ(Nag el-Hamdulab)で再発見された岩絵。判別が難しいが、長い角の牛の群れと、2人の人間、2匹のイヌが描かれており、狩りの様子とも考えられる。エジプト王朝の黎明期にはありふれた光景であった。狩猟は上流階級の娯楽で、自然に対する支配と自己の能力を野生の雄牛との対決で誇示する。一方、この岩絵の穏やかな筆致から、租税の1種として王に徴収された牛の群れと牛飼いの様子とも受け取れる。ナグ・エルハンドゥラブの国境は、かつてエジプト南部のヌビア(Nubia)に隣接していた。住人は遊牧民であったが、後にエジプト軍兵士として王朝に仕えるようになる。

Photograph courtesy Hendrickx/Darnell/Gatto, Antiquity
 エジプト南部、アスワン北西のナグ・エルハンドゥラブ(Nag el-Hamdulab)で再発見された岩絵。判別が難しいが、長い角の牛の群れと、2人の人間、2匹のイヌが描かれており、狩りの様子とも考えられる。エジプト王朝の黎明期にはありふれた光景であった。 狩猟は上流階級の娯楽で、自然に対する支配と自己の能力を野生の雄牛との対決で誇示する。一方、この岩絵の穏やかな筆致から、租税の1種として王に徴収された牛の群れと牛飼いの様子とも受け取れる。

 ナグ・エルハンドゥラブの国境は、かつてエジプト南部のヌビア(Nubia)に隣接していた。住人は遊牧民であったが、後にエジプト軍兵士として王朝に仕えるようになる。

Photograph courtesy Hendrickx/Darnell/Gatto, Antiquity
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