2003年北アメリカ、世界の大停電

2012.09.06
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2003年8月14日、アメリカ北東部とカナダ南東部で大停電が発生し、交通機関が麻痺したニューヨークでは多くの帰宅者がブルックリン橋を徒歩で渡った。停電は2日間続き、5000万人が影響を受けている。アメリカ・カナダ停電タスクフォース(U.S.-Canada Power System Outage Task Force)の報告書によると、停電のきっかけは送電線と樹木の接触だった。設備故障や人的ミスも重なり、大規模な災害に発展してしまったという。一つの小さな不具合が広範囲の停電につながった2003年のような事例を防ぐには、センサーで電圧と電流を監視し、電力システムの正確な状態を常に把握する必要がある。また、問題が発生した送電線を使用停止にするなど、迅速な対応も不可欠だ。

Photograph by Andrew Lichtenstein, Corbis
 2003年8月14日、アメリカ北東部とカナダ南東部で大停電が発生し、交通機関が麻痺したニューヨークでは多くの帰宅者がブルックリン橋を徒歩で渡った。停電は2日間続き、5000万人が影響を受けている。アメリカ-カナダ停電タスクフォース(U.S.-Canada Power System Outage Task Force)の報告書によると、停電のきっかけは送電線と樹木の接触だった。設備故障や人的ミスも重なり、大規模な災害に発展してしまったという。 一つの小さな不具合が広範囲の停電につながった2003年のような事例を防ぐには、センサーで電圧と電流を監視し、電力システムの正確な状態を常に把握する必要がある。また、問題が発生した送電線を使用停止にするなど、迅速な対応も不可欠だ。

「激しい氷雨などで送電線に障害が発生したり、送電塔が破壊されたりした場合、トラブルが連鎖していく可能性がある。池に投げ込まれた小石の波紋が広がるのと同じだ。連鎖の範囲と深刻度を正確に理解し、適切な対策を講じる必要がある」と米電力中央研究所(EPRI)のクラーク・ゲリングス(Clark Gellings)氏は述べる。「2003年のアメリカのように無策では、電力システムの被害は防げない」。

Photograph by Andrew Lichtenstein, Corbis
  • このエントリーをはてなブックマークに追加