太陽系、地球周辺は小惑星で混雑

2012.08.01
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太陽系の地球軌道周辺は、小惑星などの天体で混雑している。NASAが公開した画像(上)からそれがよくわかる。太陽を中心に、内側から水星・金星・火星の軌道がグレーで、地球の軌道が目立つグリーンで示された上に、代表的な地球近傍小惑星(NEA)の軌道が青、地球に衝突する恐れのある小惑星(PHA)の軌道がオレンジで描かれている。背景のドットは、WISEが2011年2月の運用停止前に行った2回の掃天観測データに基づいて、サイズ100メートル以上のNEA(青)とPHA(オレンジ)の密度を示している。下の画像はこれを“横から”眺めたもので、地球の軌道だけが示されているが、混雑ぶりがさらに際立って見える。

Images courtesy NASA/JPL-Caltech
 太陽系の地球軌道周辺は、小惑星などの天体で混雑している。NASAが公開した画像(上)からそれがよくわかる。太陽を中心に、内側から水星・金星・火星の軌道がグレーで、地球の軌道が目立つグリーンで示された上に、代表的な地球近傍小惑星(NEA)の軌道が青、地球に衝突する恐れのある小惑星(PHA)の軌道がオレンジで描かれている。 PHA(Potentially Hazardous Asteroid)はNEA(Near Earth Asteroid)の一部で、地球から約740万キロ以内まで接近する軌道を持ち、大気圏を抜けて地表に衝突すれば地域的に大きな被害をもたらす可能性がある小惑星を意味する。

 NASAの広域赤外線探査衛星WISEミッションの小惑星探査パートであるNEOWISEプロジェクトでは、PHA 107個のサンプル調査から、PHAは全体で4700個(誤差プラスマイナス1500個)と算出している。

 背景のドットは、WISEが2011年2月の運用停止前に行った2回の掃天観測データに基づいて、サイズ100メートル以上のNEA(青)とPHA(オレンジ)の密度を示している。

 下の画像はこれを“横から”眺めたもので、地球の軌道だけが示されているが、混雑ぶりがさらに際立って見える。

 NEOWISEでは、これまでで最も詳細なPHAの全天カタログを提供しているが、その個数、サイズ、軌道のタイプ、潜在的な危険度に関する精度をさらに高めようとしている。NEOWISEチームの今年5月の発表によると、これまで実際に見つかったPHAは1300個あまりで、まだ全体の20~30%程度という。

Images courtesy NASA/JPL-Caltech
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