鉄棒で封印、ブルガリアの“吸血鬼”

2012.07.25
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ブルガリア南東部の町ソゾポルで、胸に鉄の棒が突き刺さった2体の人骨が発掘された。“吸血鬼”としての蘇りを防ぐため、地中に固定したと考えられている。写真はその1体で、茶色の鉄の塊が確認できる。埋葬されたのは約700年前の中世と見られる。遺体が吸血鬼に変身するという信仰が広まっていた時代だ。イタリア、フィレンツェ大学の法医考古学者マッテオ・ボリニ氏によると、当時は腐敗した遺体が吸血鬼と誤解されるケースも多かったという。

Photograph from AP
 ブルガリア南東部の町ソゾポルで、胸に鉄の棒が突き刺さった2体の人骨が発掘された。“吸血鬼”としての蘇りを防ぐため、地中に固定したと考えられている。写真はその1体で、茶色の鉄の塊が確認できる。 埋葬されたのは約700年前の中世と見られる。遺体が吸血鬼に変身するという信仰が広まっていた時代だ。

 イタリア、フィレンツェ大学の法医考古学者マッテオ・ボリニ氏によると、当時は腐敗した遺体が吸血鬼と誤解されるケースも多かったという。同氏は2009年にベネチアで、吸血鬼と疑われて口をレンガでふさがれた16世紀の女性の骨を発掘している。

「腐敗のプロセスがよく理解されていなかったのだろう。伝説的な吸血鬼のイメージは、恐ろしい外見に変化した遺体から生まれた」と同氏はメールでコメントを寄せた。

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