スペースシャトル初号機の余生

2012.07.20
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7月19日、ニューヨークのマンハッタンにあるイントレピッド海上航空宇宙博物館でスペースシャトル初号機エンタープライズの展示が始まった。一般公開に先立って記念式典が行われ、NASAのチャールズ・ボールデン長官も出席してエンタープライズの新たな門出を祝福した。エンタープライズは、1977年に大気圏での滑空試験を複数回実施し、推力を使わず安全に滑空して帰還できることを実証した。この機体は宇宙に到達することはなく、1985年に役目を終えてスミソニアン協会に寄贈された。

Photogragh courtesy NASA/Bill Ingalls
 7月19日、ニューヨークのマンハッタンにあるイントレピッド海上航空宇宙博物館でスペースシャトル初号機エンタープライズの展示が始まった。一般公開に先立って記念式典が行われ、NASAのチャールズ・ボールデン長官も出席してエンタープライズの新たな門出を祝福した。 エンタープライズは、1977年に大気圏での滑空試験を複数回実施し、推力を使わず安全に滑空して帰還できることを実証した。この機体は宇宙に到達することはなく、1985年に役目を終えてスミソニアン協会に寄贈された。

 以来、ワシントンD.C.郊外にある同協会所管の国立航空宇宙博物館スティーブン・F・ウドバーヘイジー・センターで20年余り展示されていたが、同センターに昨年引退した僚機「ディスカバリー」の常設展示が決まり、エンタープライズはイントレピッド博物館へ引っ越すことになった。

 エンタープライズは当初アメリカ合衆国憲法発布200年を記念して、憲法を意味する「コンスティテューション」と名付けられる予定だったが、当時米国で放映されていたテレビドラマ『スタートレック』に登場する宇宙船エンタープライズ号の名前をつけてほしいという要望が多数寄せられたため、この名称に決まった。

 イントレピッド博物館は、退役した米海軍のエセックス級空母イントレピッドを86号桟橋に係留して博物館に改装したもので、1982年に開館した。飛行甲板上にはF14やSR-71を始めとする軍用機のほか、桟橋にはコンコルドやグレイバック級潜水艦も展示され、マンハッタンの観光名所の一つとなっている。

Photogragh courtesy NASA/Bill Ingalls
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