パナマの港町ポルトベロに残るサンティアゴ要塞。崩れ落ちそうな監視塔や錆びた大砲が保全対策の不備を示している。ポルトベロとサン・ロレンソの要塞群は、17~18世紀のスペイン植民地時代に建設された防衛施設として評価が高い。だが、2012年6月25日~7月5日にロシアのサンクトペテルブルクで開かれた世界遺産委員会で「危機遺産」リスト入りが可決された。世界遺産への登録は1980年。ユネスコの声明によると、「劣化が急速に進み、登録理由となった“全人類共通の普遍的価値”が損なわれかねない」という。委員会はパナマ政府に対して、建築構造のリスク評価を実施し、壁、砲台、土台を補強するよう求めている。

Photograph by Alfredo Maiquez
 パナマの港町ポルトベロに残るサンティアゴ要塞。崩れ落ちそうな監視塔や錆びた大砲が保全対策の不備を示している。ポルトベロとサン・ロレンソの要塞群は、17~18世紀のスペイン植民地時代に建設された防衛施設として評価が高い。だが、2012年6月25日~7月5日にロシアのサンクトペテルブルクで開かれた世界遺産委員会で「危機遺産」リスト入りが可決された。 世界遺産への登録は1980年。ユネスコの声明によると、「劣化が急速に進み、登録理由となった“全人類共通の普遍的価値”が損なわれかねない」という。委員会はパナマ政府に対して、建築構造のリスク評価を実施し、壁、砲台、土台を補強するよう求めている。

 ユネスコの広報担当者ロニ・アメラン(Roni Amelan)氏は、「世界遺産はそれぞれ特有の問題を抱えており、いつ危機リストを抜け出るか定かではない。ケースバイケースで対応する必要がある」と話している。

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