海商都市リバプール、危機遺産2012

2012.07.09
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イギリス北西部の都市リバプール、マージー川の河口に開けた埠頭「ピア・ヘッド(Pier Head)」。左奥のキューナード・ビルディング(Cunard Building)を筆頭に、美しい建造物や船が穏やかな水面に映る。ピア・ヘッドは、2004年にユネスコの世界遺産に登録された「海商都市リバプール」の一部である。ユネスコによると、リバプールは18~19世紀に世界の主要な交易中心地の一つとなり、大英帝国の発展に重要な役割を果たした。市内中心部の北にある歴史的な波止場地域で、2012年6月、「危機遺産」リストにも加えられた。大規模なウォーターフロント建設計画「リバプール・ウォーターズ」が原因だ。世界遺産委員会は、この開発が市内中心部を大幅に拡張し、港湾の景観を様変わりさせてしまうと危惧している。

Photograph by Seppo Olkinuora, Avecphoto
 イギリス北西部の都市リバプール、マージー川の河口に開けた埠頭「ピア・ヘッド(Pier Head)」。左奥のキューナード・ビルディング(Cunard Building)を筆頭に、美しい建造物や船が穏やかな水面に映る。ピア・ヘッドは、2004年にユネスコの世界遺産に登録された「海商都市リバプール」の一部である。ユネスコによると、リバプールは18~19世紀に世界の主要な交易中心地の一つとなり、大英帝国の発展に重要な役割を果たした。 市内中心部の北にある歴史的な波止場地域で、2012年6月、「危機遺産」リストにも加えられた。大規模なウォーターフロント建設計画「リバプール・ウォーターズ」が原因だ。世界遺産委員会は、この開発が市内中心部を大幅に拡張し、港湾の景観を様変わりさせてしまうと危惧している。

 ユネスコの広報担当者ロニ・アメラン(Roni Amelan)氏は、「我々の予算は非常に限られており、危機遺産への資金援助はできない」と語る。「ただし、リストに加わり、世界遺産委員会が懸念を表明して保全活動をコーディネイトすれば、国の資金調達が進めやすくなるケースは多い」。

Photograph by Seppo Olkinuora, Avecphoto
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