1億2500万年前の小型恐竜ミクロラプトルの4本の翼は、玉虫色に輝いていたことが判明した。光沢を放つ羽毛を獲得した最古の例とみられる。ハトほどの大きさのミクロラプトルの羽は、現生のカラスやオオクロムクドリモドキのように青い光沢のある黒色で、日光を反射して輝いていたらしい。

Photo illustration courtesy Jason Brougham, University of Texas
 1億2500万年前の小型恐竜ミクロラプトルの4本の翼は、玉虫色に輝いていたことが判明した。光沢を放つ羽毛を獲得した最古の例とみられる。 ハトほどの大きさのミクロラプトルの羽は、現生のカラスやオオクロムクドリモドキのように青い光沢のある黒色で、日光を反射して輝いていたらしい。

 研究を率いたアメリカ、テキサス大学オースティン校の古生物学者ジュリア・クラーク(Julia Clarke)氏は、鳥類や恐竜でこれほど古い証拠は初めてだと話す。ミクロラプトルは、尾羽の光沢で異性の気を引いていたようだ。

 研究チームは電子顕微鏡を用いて、メラノソーム(メラニン色素を含む微細構造)を現生の鳥類と比較。ミクロラプトルのメラノソームは非常に細長く、シート状に並んでおり、現生鳥類の玉虫色に輝く羽毛と一致するという。

「当時の姿を知る貴重な手掛かりだ」と、ニューヨークにあるアメリカ自然史博物館の古生物部門キュレーターで、研究に参加したマーク・ノレル(Mark Norell)氏は声明で述べている。

 研究の詳細は、「Science」誌3月9日号で発表された。

Photo illustration courtesy Jason Brougham, University of Texas