世界で最も深い海溝の一つから謎の“超巨大”端脚類(ヨコエビの仲間)が見つかり、2月2日に詳細が発表された。

Photograph courtesy Oceanlab, University of Aberdeen
 世界で最も深い海溝の一つから謎の“超巨大”端脚類(ヨコエビの仲間)が見つかり、2月2日に詳細が発表された。 調査チームはケルマデック海溝にわなを仕掛け、ピンクがかったエビのような生物7匹を捕獲した。ケルマデック海溝はニュージーランド北方沖の海底を走る亀裂で、最深部は水深1万メートルにも達する。

 最大の個体は水深約7000メートルで捕獲され、体長28センチ。これまでの記録の3倍近いサイズだ。今回発見された7匹について、新種なのか単に巨大な既存種なのかはまだわかっていない。

 調査を率いたイギリス、アバディーン大学の海洋生物学者アラン・ジェイミソン氏によると、当初のターゲットは1950年代を最後に目撃されていないクサウオだった。ところが、巨大端脚類に衝撃を受ける結果になったという。

「端脚類は深海溝によく生息しているが、たいてい2、3センチほどのサイズだ。わなの餌を下ろすと、ほんの数分でハチの群れのように現れ、むさぼり尽くす」とジェイミソン氏は説明する。「ところが今回は、怪物のような端脚類がやって来た。中間サイズの個体はまだ見つかっていない」。

Photograph courtesy Oceanlab, University of Aberdeen