フカヒレ目当てのサメ乱獲が激化、台湾

2011.10.31
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食材用として処理される大量のサメのヒレ。アメリカの環境NGO「ピュー慈善財団」が台湾の漁港を取材、10月19日に公開した。同財団によると、高級食材としてフカヒレの需要が増大し、世界で捕獲されるサメは年間7300万匹にも達している。ほとんどの場合、ヒレを切り取られた後に生きたまま海中へ投棄されるという。

Photograph courtesy Paul Hilton, Pew Environment Group
 食材用として処理される大量のサメのヒレ。アメリカの環境NGO「ピュー慈善財団」が台湾の漁港を取材、10月19日に公開した。 中には、アカシュモクザメやヨゴレザメなど、絶滅危惧種のヒレや体の一部も含まれている。

 ピュー慈善財団によると、高級食材としてフカヒレの需要が増大し、世界で捕獲されるサメは年間7300万匹にも達している。ほとんどの場合、ヒレを切り取られた後に生きたまま海中へ投棄されるという。

 ピュー慈善財団のマット・ランド氏は次のように述べる。「外洋のサメは取り放題だ。捕獲制限がないので、残虐行為も一向に減らない。いずれ絶滅してしまうだろう」。

 台湾当局は10月21日、サメのヒレ採取に来年から一定の法規制を設けると発表した。しかし規制の内容は、「捕獲したサメをヒレの付いた状態で陸揚げする」という程度に留まっている。

「サメの保護に正面から取り組んでいる台湾政府の姿勢は評価できる。しかし、十分な内容とは言えない。ヒレの規制だけでは乱獲は止まず、歯止めにはならないだろう」とランド氏は語る。

Photograph courtesy Paul Hilton, Pew Environment Group
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