8月25日に土星探査機カッシーニが衛星ヒペリオンをフライバイ(接近通過)して撮影したクローズアップ写真にも写っているように、ヒペリオンの多くのクレーターの内側には暗い色の物質が存在する。これはヒペリオンの興味深い謎の1つだ。これまでに集められたデータから、この物質は炭素を含む有機物ではないかと考えられている。

Image and video courtesy ESA/NASA
 生まれたばかりの星から噴出するガスが、細長い星雲状の領域を形成する「ハービッグ・ハロー(HH)天体」。南天のほ(帆)座にあるHH-47はハッブル宇宙望遠鏡が長年観測対象としているHH天体だが、ジェットのバウショック(弧状衝撃波)が宇宙空間を伝播していく動画が今回初めて作成された。強く収束している細いジェットは、太陽系のおよそ10倍の範囲にまで広がっており、その速度は時速70万キロを超えるという。 コマ撮りの動画からは、ジェット内に散在するガスの塊がそれぞれ異なる速度で移動しているのがわかる。まるで高速道路上の自動車のようだ。速い塊が遅い塊に“追突”すると、ジェット内物質の密度や圧力が急激に変化し、新たなバウショックが発生する。

Image and video courtesy ESA/NASA