ゴリラの“杖”、類人猿の優れた知能

2011.08.08
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コンゴ共和国のヌアバレ・ンドキ国立公園で、杖を使って水深を測る大人のメスのローランドゴリラ(資料写真)。2005年、「PLoS Biology」誌のレポートから、野生のゴリラの道具使用が初めて確認された。チンパンジー、ボノボ、オランウータンの道具使用は既に知られていたが、必要性がないゴリラは能力を失ったと考えられていた。しかし、杖を使う姿が観察されてから、道具使用に必要な知能は、ゴリラが人間やチンパンジーなどと分岐する前に進化したとする説が有力になる。

Photograph courtesy Breuer, Ndoundou-Hockemba, Fishlock et al, PLoS Biology
 コンゴ共和国のヌアバレ・ンドキ国立公園で、杖を使って水深を測る大人のメスのローランドゴリラ(資料写真)。2005年、「PLoS Biology」誌のレポートから、野生のゴリラの道具使用が初めて確認された。 チンパンジー、ボノボ、オランウータンの道具使用は既に知られていたが、必要性がないゴリラは能力を失ったと考えられていた。最大の大型類人猿で木の実を簡単に砕く歯を持ち、時々捕食するシロアリのアリ塚も道具を使わずに粉砕できるからだ。

 しかし、杖を使う姿が観察されてから、道具使用に必要な知能は、ゴリラが人間やチンパンジーなどと分岐する前に進化したとする説が有力になる。研究チームは、「人間に固有ではない証拠がさらに増えた」と述べている。

Photograph courtesy Breuer, Ndoundou-Hockemba, Fishlock et al, PLoS Biology
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